キャンパスライフ

派遣交換留学生の声(京畿大学校)

2013年3月から2014年2月まで京畿大学へ留学していた派遣交換留学生の報告です。
以下の報告のほか、留学先大学の概略、留学にかかった費用、滞在形態、現地情報など、より詳細な留学報告書については、こちらをご覧ください。(PDF:202KB)

商学部 商学総合コース 4年生 金子 卓磨さん

京畿大学交換留学 文字と文字を組み合わせて一つの文字を作る、という内容がシラバスに書かれていて興味を持った。日本語や英語とは全く異なる言語を勉強したい気持が湧き、韓国語を履修した。そのときは講義を受けるだけで留学したいという目的はなかった。留学なんて私の人生に縁のない話だと思っていたからだ。留学といえば英語が上手でしっかりと目標を持った人がアメリカやヨーロッパに行くものだと思っていた。しかしある教授に出会ってから、私の留学に対する気持が動き始めた。教授をはじめ、留学を経験した先輩や留学生と交流し、話をしていくなかで自分の考えが大きく変化していったのである。

 京畿大学の授業では、語学堂の韓国語と専攻分野の経営学の授業を受けた。語学堂はレベルが1~6級まであり、級が上がるごとに難しくなっていく。時間は午前のクラスが9時~13時の4時間、午後のクラスは13時~17時の4時間となっている。語学堂に通う学生の90%が中国人で、残りの10%はフランス、カメルーン、ドイツ、トルコ、ロシア、日本等の学生である。授業内容は、単語の意味から始まり、文法、本文の音読、リスニング、会話、記述練習を毎日行った。京畿大学交換留学最初の頃は韓国語の音に慣れない部分があったが、ある時リスニングをしていると瞬間的に理解していることに気づき驚いた。毎日先生の話や説明を聴いていたから音に慣れていたのである。教える先生は一人ではなく時間や曜日によって異なるため、発音やスピードが違うのも良かった点である。そしてクラスの中に日本人が私しかいなかったのも良かった。同じ国籍の人がいれば母国語で話してしまうが、いなかったため授業中は常に韓国語で話をしていた。自分でも気づかないうちに発音に気をつけて話し、話す速度も少しずつ速くなってきていたのだ。もし日本人が沢山いたら、勉強する場所が変わっただけで韓国語を使う時間は少なかっただろう。

京畿大学交換留学 今の日韓・日中関係について韓国人・中国人の友達と話すことは少なかったが、歴史や領土問題について話題になることはあった。韓国人・中国人で日本のことが好きならそのような話はあまり出てこないが、そうではない人もいたのが事実だ。実際私はこれらの歴史や領土問題に関して勉強不足なので、間違ったことや曖昧なことを話してはいけないと思っていたし、正直にわからないとも言えなかったのだ。これからは少しずつでも歴史や領土問題について勉強し関心を深めていきたい。

 1年間の留学によって沢山の体験ができたことは、自分自身の成長に繋がったとはっきり言える。大きく変化したのは、留学する前は自分からあまり行動や発言をしないことが多かったが、韓国の生活では自分から行動や発言をしないと、相手にうまく伝わらず困ることが沢山あったため、積極的に発言することが自然と身についていったことだ。たとえ言葉を少し間違ったとしても、相手に伝えたいことが少しでも伝わった時は不安や不満が消えていき、どんどん話していこうという気持ちになれたのである。そして今まで以上に海外に興味を持つことができた。この留学は私の視野や考えを大きくしてくれたのである。もし留学に迷っている人がいるなら、私の体験を話してその人の背中を押し、ぜひ留学に行ってもらいたい。