キャンパスライフ

派遣交換留学生の声(2013年度)

淡交大学留学

 私は、2013年の2月から約1年間、台湾の淡江大学へ交換留学に行きました。

 幼少時代からの友人の影響で中国に興味をもった事がきっかけで、大学で第二外国語として中国語を履修しました。始めは文法や発音の難しさに戸惑いましたが、入学してから出来た多くの中国人留学生の友人と言語交換し、交流を深めていくうちに中国語の学習が楽しくなり、国際交流に目を向けるようになりました。初めて留学について話を聞いた時は「まさか自分が留学なんて。」と思っていましたが、1年間の留学を終えた今は、「本当に行ってよかった。もっと台湾に居たかった。」と思っています。

淡交大学留学

 淡江大学では現地の学生、海外から来ている学生と共に専用の寮に下宿し、一緒に学校に通いながら勉学に励みます。大学での中国語の授業は毎日夜6時から8時まで、中国語のレベルに応じて5つのクラスに分かれて勉強し、それ以外にも長期休暇には大学が開講している夏期・冬期講習に参加することもできます。私は当初下から2番目のクラスでした。中国語の授業は、レベルに応じて中国語と英語を使い分けて説明をしてくれるものの、基本的には中国語で行われます。先生が話している中国語を十分に聞き取ることが出来ず、聞き取れたとしても、聞かれた事に答えることに苦慮しました。隣の席に座るクラスメイトに意味を確かめたり、お互い聞き逃したところを教え合ったりしました。始めは不安で仕方ありませんでしたが、数週間後には授業に慣れ、毎日楽しく参加することが出来ました。また、半年後には自分が目標としていたクラスを受講して理解出来るまでとなり、自分の語学力の伸びを実感しました。

 語学の勉強は現地で実際に聞き、話し、生で触れることが一番だと思います。中国語は声調と呼ばれる4つのアクセントのほかに、RとLといった細かな発音ひとつで単語の意味が変化し、相手に意味が伝わらなくなってしまう、とても難しい言語です。ですが中国語は漢字文化のある日本人にとって、身近で理解しやすい言語だとも思います。

 私が中国語を学習する上で特に気を付けたことが「発音」でした。普段の生活でも、読み方や発音があやふやな単語を見つけたらメモをとり、後で調べ、忘れないように何度も声に出して練習しては、会話に取り入れてみるという方法を常に実践しました。また同じドラマを何度も繰り返し観ることや、街中で聞こえてくる会話に耳を澄ましてみる事もとても良いリスニングの勉強になりました。留学当初からよく観ていた映画を、字幕を付けずに一言一句聞き取れるようになった時の感動は忘れられません。
 発音の練習については、実際に声に出し、体を使って取得していく以外に方法はありません。そして正しい発音、文法の使い方を暮らしの中で発見して即実践していけるという事は、現地で実際に生活する最大のメリットだと思います。

 1年間という長期にわたって実際に暮らし、現地人と交流することは、旅行や短期留学ではできない貴重な学習体験だと感じました。

 私が留学で何よりも一番印象に残っていることは、寮での生活です。
寮は淡江大学の学内にあり、共に暮らす留学生はアメリカや欧州、アジア各国等、国籍も年齢も様々な人ばかりです。私は台湾、ドイツ、韓国、日本の学生とルームメイトとして同じ部屋で暮らしました。寮は一部屋に平均2人から3人、全体で70人程度と少ないので、アットホームな雰囲気です。皆家族のように仲良しで、本当に素敵なところでした。
 初めて親元を離れ、海外で様々な国の学生達と過ごす生活は、今まで経験したことのないことばかりで私には全てが新鮮でした。不安ももちろんありましたが、初日の胸の高鳴りは、今でもはっきりと覚えています。

 寮生活は様々なことがありましたが、一番の思い出は、台湾に到着してから僅か2日目にあった私の誕生日に、寮の皆がお祝いをしてくれたことです。まだ名前も顔も馴染んでいない私は、20歳の誕生日を一人で迎えるのだろうと思っていたので、本当に嬉しいサプライズでした。
 共同生活は大変なこともありましたが、皆家族のように仲がよく、毎日笑いが絶えませんでした。人種や境遇の違う様々な人と一緒に暮らし、交流を深めることができる事は、留学の醍醐味だと思います。

 留学は、多くの友人を作り、語学だけではない大切なことを学ぶことができる貴重な経験でした。そして新たに、もっと色々な世界を見てみたいという目標も出来ました。私はこの感動をより多くの人に知ってもらい、そして留学を通じて多くの若者が国際問題や社会に目を向け、架け橋になってほしいとと思っています。そのためにまずは、学内で自分も海外で挑戦してみたいと考える人の為に何かサポート活動をするなど、この経験を活かす取り組みをしたいと考えています。国際社会、海外に興味のある人、中国語の勉強が好きな人、何かに挑戦したい人、色々な人に留学に興味を持って挑戦してもらえたらと思います。

(法学部 柴田美紀さん)