秩父宮賜杯「第49回全日本大学駅伝対校選手権大会」結果報告

6位入賞で2年連続のシード権獲得!

1区大森澪(4年) 2017年11月5日(日)、愛知県・熱田神宮西門前から三重県・伊勢神宮内宮宇治橋前の8区間106.8キロに27チーム(オープン参加2チーム含む)が出場する熱い戦い「第49回全日本大学駅伝対校選手権大会」が開催され、本学駅伝部は5年連続11回目の出場を果たした。午前8時の名古屋の天気は晴れ、気温12度、当日は風が強く吹く場面もあり、風を考慮して走らなければならないレースとなった。

 各大学のエース級の選手が揃った1区(14.6km)を任されたのは、監督からの信頼も厚い大森 澪(4年)。前月10月に行われた出雲駅伝でも1区を任され、昨年の同大会でも1区を走っている。序盤からペースの上げ下げも大きく、ハイペースとなる苦しいレース展開となったが、先頭とは差の無い第2集団に粘り強く食らい付き、トップと14秒差の6位で襷を繋いだ。

2区新井翔理(4年)

 

 2区(13.2km)を走るのは当日エントリー変更で起用となったキャプテンの新井 翔理(4年)。途中、全日本大学選抜チームを抜き5位に浮上したが、終盤に優勝候補の東海大学、青山学院大学に抜かれ順位を一つ落し7位で襷を繋いだ。

3区廣 佳樹(3年)

 

 3区(9.5km)を任されたのは廣 佳樹(3年)。前を走る青山学院大学に少し離されはしたものの安定した走りを見せ、順位を落とすこと無く襷リレー。

4区高砂 大地(2年)

 

 そして、中盤の勝負どころである4区(14.0km)を任されたのは昨年も1年生ながら同区間3位の走りをみせた高砂 大地(2年)。強い日差しを正面から受け、気温も上昇し選手には苦しい状況ではあったが、襷を受け取った時点では前を行く6位の早稲田大学と20秒あった差をわずか2秒まで詰め、シード権争いを射程圏内に捉え襷を繋いだ。

5区市山翼(3年)

 

 5区(11.6km)を任されたのは当日のエントリー変更で大学駅伝初出場となった市山 翼(3年)。中盤まで早稲田大学と並走していたが後半は徐々にペースを上げていき、最後は1分差まで引き離しシード権内の6位に順位を上げて襷を繋いだ。

6区髙橋 翔也(1年)

 

 続く6区(12.3km)は出雲駅伝に続きエントリーされたルーキーの髙橋 翔也。前を行く5位の東洋大学との差を2分39秒から1分28秒まで縮め、過去最高順位だった前回大会の5位へ向け、気迫のこもった走りで期待に応えた。

7区有馬 圭哉(2年)

 

 7区(11.9km)を任されたのはこちらも大学駅伝初出場となった有馬 圭哉(2年)。監督の期待にしっかりと応え、積極的な走りで東洋大学との差をさらに20秒縮めて最終ランナーへ襷を託した。

 

8区細谷恭平(4年)

 そして最終8区(19.7km)を任されたのは、今年の箱根駅伝5区の山登りで爆発的な走りを見せた細谷 恭平(4年)。この大会で一番距離が長く、過去には様々な逆転劇を生んできた区間でもある。細谷は万全の状態ではなかったものの各大学のエースに負けない気迫で走りきり、前回大会より1分37秒上回る総合タイム5時間17分59秒の第6位、本学歴代最速タイムでフィニッシュ。全員の力で次回大会へのシード権を掴み取り、今大会の幕を閉じた。

 

 

 レース後、川崎監督は「学生は5位を目標としていたので不満は残りますが大きなミスがなかったのが今回の結果に繋がったと思います。『選手全員が区間一桁順位で走ればそこそこの順位にはなる』と話しています。今回も高砂だけは10位でしたが他はみんな区間一桁でした。ただ、区間一桁でも全部一桁後半です。このままでは箱根は戦えません。箱根まであと2ヶ月あります。今日のメンバー以外にも力のあるメンバーがたくさんいますので切磋琢磨して彼らの掲げる目標を自力で掴めるように意識を持って取り組ませたいと思います。すぐに強くはなれません。ただ意識だけは変えることができます。意識改革にこれから取り組みたいと思います。」と来年の箱根駅伝への意気込みを語った。

【総合成績】
順位 大学名 タイム
1 神奈川大学 5時間12分49秒
2 東海大学 5時間14分07秒
3 青山学院大学 5時間15分22秒
4 駒澤大学 5時間15分59秒
5 東洋大学 5時間16分29秒
6 中央学院大学 5時間17分59秒
7 早稲田大学 5時間19分08秒
8 帝京大学 5時間19分39秒
9 山梨学院大学 5時間20分32秒
10 法政大学 5時間20分59秒
【個人成績】
区間 選手 タイム 区間順位 総合順位
1区(14.6km) 大森 澪(4年) 43分38秒  6位 6位
2区(13.2km) 新井 翔理(4年) 39分14秒 9位 7位
3区( 9.5km) 廣 佳樹(3年) 27分57秒 8位 7位
4区(14.0km) 高砂 大地(2年) 41分05秒 10位 7位
5区(11.6km) 市山 翼(3年) 35分05秒 6位 6位
6区(12.3km) 高橋 翔也(1年) 36分18秒 6位 6位
7区(11.9km) 有馬 圭哉(2年) 35分12秒 7位 6位
8区(19.7km) 細谷 恭平(4年) 59分30秒 9位 6位

第29回出雲駅伝結果報告

第29回出雲駅伝 1区大森選手 2017年10月9日(祝)学生三大駅伝の開幕戦となる「第29回出雲全日本大学選抜駅伝」が島根県出雲市にある出雲大社正面鳥居前から出雲ドーム前までの6区間45.1キロで争われた。本学は3年連続8回目の出場となり、前回大会過去最高位だった4位を超える成績が期待された。スタート時の気温は27.5度と前回大会より7度も高く、この暑さが今回のレースをより厳しいものにしたのであった。

 1区(8.0km)を任されたのは大森澪(4年)。各大学とも1区で良い流れをつくって優位にレースをすすめたいとの思いから主力選手が配置されるなか、終始先頭グループでレースをすすめた。残り2キロを切ったところで東海大学がロングスパートをする際にも持ち前の力強い走りで必死に食らいつき3位争いの4校の中から抜け出しトップと13秒差の3位(23分29秒)で2区へ襷を繋いだ。

 2区(5.8km)は前回大会で1区を走った横川巧(2年)。彼のトレードマークとなった丸刈りにハチマキ姿で登場。残り1キロ手前で後続から区間新ペースで迫ってきた青山学院大学の田村選手に抜かれたが、再度抜き返す根性を見せるも最後は及ばず4位で3区へ繋いだ。

第29回出雲駅伝 4区廣選手 エース区間と呼ばれる3区(8.5km)を任されたのは前回大会6区で好走した高砂大地(2年)。4位で襷を受け、最初の1kmで前を行く青山学院大学、神奈川大学に追いつき2位グループを形成。しかし、西代橋の上りにかかったあたりでの強烈な向かい風の中、必死に前を追いかけるも後半はやや脱水症状となり一つ順位を落とし5位でリレーした。

 4区(6.2km)は前回大会5区を走った廣佳樹。前を行く神奈川大学にすぐに追いつき並走を続ける我慢の走りが続く。残り1km付近から一気にペースを上げ、神奈川大学を突き放し区間3位の見事な走りで4位に順位を上げてルーキーの高橋翔也に襷を繋いだ。

 5区(6.4km)を任されたのは、市立船橋高校出身の高橋翔也(1年)。直前の日体大記録会10,000mを29分02秒98と自己ベストを大きく更新して今大会に臨んだ。向かい風の中しっかりとした足取りで危なげない走りを披露。前を行く東洋大学と48秒差で受け取った襷を11秒差に大きく詰め、しっかりと役割を果たして最終区間へと繋いだ。

第29回出雲駅伝 5区高橋選手 今大会最長区間の最終6区(10.2km)を任されたのは、川崎監督が今年度の活躍を期待し起用した福岡海統(3年)。しかし、10月とは思えない強い日差しと暑さのせいか福岡のペースは上がらず区間14位と失速、順位を4つ落し8位でゴールした。

 レース後、川崎監督は「6区は期待していただけに少し残念でしたが、5区まではある程度の存在感を示せたと思います。全日本大学駅伝、箱根駅伝に向けてある程度やれるという気持ちになれたので徐々に上げていきたいと思います。」と全日本大学駅伝(11月5日)、箱根駅伝(来年1月2・3日)での巻き返し、そしてこれからの活躍を期待させるものであった。

成績 8位
総合タイム(45.1km) 2時間16分14秒
出雲駅伝の感想
1区:大森 澪選手
1区としての責任と、自覚を常に頭に入れて走りました。あまり得意な距離ではありませんでしたが、沿道からの応援などもあり、最後まで粘りきれました。
2区:横川 巧選手
区間賞が取れず悔しい。
3区:高砂 大地選手
ハイペースや起伏、風すべての条件に対しての準備不足また日頃の対応・対策不足だったと感じます。ラストスパートの絞り出しをもっとできるようにしたかったです。
4区:廣 佳樹選手
暑さと向かい風の中でのレースでしたが、条件は全員一緒なので積極的な気持ちで走ることができましたが、後半、大幅に失速してしまい大きな課題が残りました。
5区:高橋 翔也選手
積極的な走りができたのですが後半失速してしまい前に追いつくことができませんでした。沿道の応援のおかげで失速しても粘って走れました。
6区:福岡 海統選手
5区までの皆が頑張ってくれたのに自分だけ力を出し切れず粘れませんでした。アンカーとして情けなく思いました。
箱根駅伝に向けての抱負
1区:大森 澪選手
チームに置かれている自分の立場をしっかり考え、チームに必ず貢献します。
2区:横川 巧選手
中央学院旋風を巻き起こします。
3区:高砂 大地選手
気持ちを切り替え、これ以上に強い気持ちで練習します。
4区:廣 佳樹選手
上級生の自覚と責任をしっかりと持ち、普段から練習し、チームに尽くすレースをします。
5区:高橋 翔也選手
スタート地点に立ったら1~4年生関係ないので積極的な走りをしてチームに貢献したいです。世代トップの活躍をしたいです。
6区:福岡 海統選手
物怖じせず自分の走りをしたいです。どんな状況でも走れるようにします。