駅伝部応援コラム

練習は頭で考え、本番は身体の感覚で走る 有馬圭哉 【2018年12月25日掲載】

全日本大学駅伝8区を走る有馬 圭哉選手有馬圭哉選手が初めて川崎監督と出会ったのは、高校2年生の時だ。「まだ自分が大きな結果を出せていない時に声を掛けていただきました。自分のことを最初から見てくれている、分かってくれているという安心感があり、中央学院大学への進学を決めました。また、自分が通っている高校はあまり練習量が多くなかったので身体が出来上がってなく、初めからハードな練習をする大学では身体がついていかず、故障を招くことになると思いました。ずっと陸上を続けていきたいという思いがあったので、監督から練習メニューを聞いて、ここでなら無理なくトレーニングができ、着実に力をつけられると思いました。」迷いのない有馬選手の言葉から、川崎監督への揺るぎない信頼が伺える。

 

11月の全日本大学駅伝について聞いてみると、「個人としても結果はあまりよくありませんでしたが、自分の中でいろいろなチャレンジをしてみたので、次の走りにつながる気づきが得られました。」すっきりした顔で有馬選手はそう語った。

9月の富津合宿の様子「自分は淡々と走りを刻むタイプですが、全日本では攻めの走りをしようと思い、初めからスピードを上げ突っ込んでみました。15キロ近くまでは良いペースでレースを進めることができ、よしこれはいける!と思ったのですが、急にラスト2キロ、3キロで足が動かなくなり、スピードがガクッと落ちてしまいました。スタミナ不足、筋力不足を痛感しました。今は自分の身体と相談しながらウエイトトレーニングを増やしています。
また、チームとしても練習距離を30キロからプラス3キロ伸ばしました。距離への抵抗感を無くし、かつラスト3キロをペースアップして競り負けないための練習にしています。その結果、チーム全体の調子も上がっています。」と語る。

 

全日本大学駅伝8区を走る有馬 圭哉選手「練習の時は様々なことを考えて走ります。練習でいろいろ試しますが、逆に本番では何も考えずに、今までの練習で身体が覚えている感覚で走ります。
普段は身体の声を聞くことを大切にして、その微妙な変化を見逃さず、それに合わせて練習を増やしてみたり、ゆっくりにしてみたりと調整をしています。
監督は自分のことを計算し易い選手だと思っていると思います。監督がだいたいこれぐらいだろうという予想結果を外さないので。」と冷静に自己分析をする有馬選手。

そんな有馬選手のことをコーチはこう評価する。「なぜ今この練習をするのか。その練習の意図を把握し、頭で考えて効率的に実行する。その結果として練習の効果が上がり、かつ身体に無駄な負担がなくなる。有馬はそういう練習ができる選手です。そういう選手は選手寿命も長い。それは川崎監督が理想とするところです。」

 

2018年12月キャンパスにて撮影有馬選手に対して、クールで一人黙々と練習をこなす一匹狼的なイメージを持つかもしれない。しかし事実は逆だ。駅伝部の寮では、朝から有馬選手の部屋に1年生の栗原選手や加瀬選手など後輩たちがたくさん集まり賑やかだ。普段は穏やかでマイペースだが、会話の中ではここぞという時に兵庫県出身の関西人ならではの鋭い突っ込みを入れる、そんなギャップが受けているようだ。インタビュー中もずっとにこやかで、一生懸命答えてくれた有馬選手。部屋にたくさんの人が集まるのも合点がいく。

 

川崎監督の理想とする有馬選手が、箱根でどんな走りをみせてくれるのか、期待が膨らむ。
巻き起こせ、CGU旋風!!