学部紹介

パラリンピック競技 ゴールボール実習

2016年7月

ゴールボールの説明を受ける様子7月12日(火)、本学法学部非常勤講師で筑波技術大学准教授の中島幸則先生の「ライフスポーツ論」、「スポーツ学実習Ⅰ」の特別実習として、筑波技術大学特任研究員栗原浩一氏、そしてゴールボールの選手であり視覚障害のある学生3名を招いてゴールボールの実習が行われました。

ゴールボールとはパラリンピック大会夏季大会22競技の一つで、視覚障害者の正式種目(球技)として行われています。アイシェード(目隠し)を着用した1チーム3名のプレーヤー同士が、鈴入りボール(1.25kg)を転がすように投球し合って自陣のゴールを防御しながら相手ゴールにボールを入れることにより得点し、一定時間内で勝敗を決します。コートには手で触って位置が確認できるようにラインテープの下にヒモを貼って凸凹をつけます。

栗原先生の指導の下、まずアイマスクをしてアイスブレイク要素を取り入れたウォーミングアップで視覚情報が使えない状況に少し慣れてから、重さ約1.25キロの鈴入りボールを転がしてパスをしたり、全身を使ってボールを止めたりと基本的なプレーを学び、その後3対3の実戦形式で試合を行いました。

参加してくれた3名の選手は実際に試合やボールを使っての実技を披露し、競技における技術力の高さや正確さを学生に伝えました。
  パスをする様子  体を張ってボールを止める様子

実際に試合をする様子コートを示すラインテープの下に貼られたヒモを頼りに自分の位置や方向を感じ、ボールに入っている鈴の音を耳で聞き取りゴールを守ることはとても難しいですが、学生は四苦八苦しながらも試合を楽しみました。実際は静寂な中でプレーしますが、今回はアイマスクをしていない学生がそばにつき、方向や場所の情報提供を行い補助しました。的確な指示と信頼がないと成り立たない競技ゆえにコミュニケーションの大切さを感じられる実習となりました。

この特別実習は筑波技術大学障害者高等教育研究支援センターが文部科学省から認定を受けている「障害者高等教育拠点」事業の取組としても実施されました。

参加学生の声(法学1年 髙林 遼さん)

視覚を遮断し音を頼りにしてボールが来る場所を感じとるわけですが、実際に体験してみたら目を隠すだけでとても恐怖を感じました。視覚がないかわりに、他の感覚(聴覚・触覚)を駆使して周りを感じ取る難しさがありましたが、ゴールボールという競技を楽しむことができました。見えないというハンデがありながら、それを強みにして競技をおこなっている選手達をすごいと思うばかりです。

参加学生の声(法学1年 山口 瑞生さん)

実際にプレーしてみて、五感の一つがなくなるだけでこんなに不安になるとは思いませんでした。目が不自由ということをネガティブにとらえず一つの個性であるととらえれば、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされているゴールボールの選手の方々はとても素晴らしいと感じました。競技に対しても障害者に対しても、今後より一層知識を増やし理解を深めていければと思っています。

部署:企画課
電話:04-7183-6517