学部紹介

法制研究室の夏合宿
~自らの目と足で探り、机の上ではできない体験をする~

2016年8月

法制研究室の夏合宿が館山セミナーハウスにて行われました。

講義を聴いたり、机上で本を読んだりするだけでは得られない体験を通して、法律の勉強を体得することを目的とした合宿です。

【1日目】千葉地方裁判所で裁判を傍聴

法制研究室夏合宿2016千葉地方裁判所で交通事故や建造物侵入・窃盗事件などの裁判を傍聴しました。裁判傍聴が初めてという1年生も多くいましたが、一通りの裁判の流れを見ることができ、またドラマの登場人物とは違ったイメージの被告人を見るなど、実際の裁判の様子を学ぶことができました。

夜は昔話を裁判に仕立てたドラマを鑑賞しました。この裁判員裁判ドラマには判決が示されていないため、鑑賞後に結論と理由を各自で考え、お互いに話し合いました。

【2日目】法学検定試験の答案練習会で自分の実力をチェック

法制研究室夏合宿2016午前中に法学検定試験の答案練習会を行い、各自の現在の到達点を測りました。11月に行われる法学検定試験の本試験に合格する水準に達していない学生は、自らの不勉強を深く反省していました。



法制研究室夏合宿2016午後は館山城(八犬伝博物館)と館山市立博物館を見学し、館山の歴史や民俗について学びました。安房・館山や里見氏のことを知ることができればと、これらの博物館を見学しましたが、大学のある下総・我孫子や室員の出身地との関係を知ることができたり、また、里見氏の借金証書の展示など現代の法律問題にもつながる展示があったり、思わぬ収穫もありました。さらに、前日の裁判ドラマの風景にも似た展示を見て、裁判ドラマの結論を再び話し合うことにもなりました。

法制研究室夏合宿2016

夜は、撮影に本学の模擬法廷教室を使用した裁判ドラマを鑑賞しました。無実の罪を晴らす弁護士の活躍を描いたこのドラマを通じ、「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則を再認識しました。

【3日目】宅地建物取引士試験の答案練習会で受験テクニックを学ぶ

室員の多くが資格取得を希望する宅地建物取引士資格試験の答案練習会を行いました。制度が変わり難関資格になりつつある宅地建物取引士ですが、間違えてはいけない問題がある一方で、ほとんどの受験者が正解できないような問題に捉われてもいけない等、受験テクニックも学びました。

法制研究室夏合宿2016夕食は、合宿の打ち上げを兼ねてバーベキューをしました。居酒屋でアルバイトをしている先輩が、肉・魚・野菜の焼き方のコツを後輩に伝授するという室員同士の交流も見られました。

法制研究室夏合宿2016


夜は、東京地方裁判所での裁判傍聴を題材とした裁判映画の鑑賞会を行いました。笑いあり感動ありのこの裁判映画を見たことで、法律や裁判への興味をさらに増すことができました。

このように、普段できない勉強ができ、とても充実した合宿になりました。 

 

法制研究室夏合宿2016

参加者の声

法学部2年 石井 智也さん

千葉地方裁判所では、過失運転致傷の裁判を傍聴しました。被告人は一般的な主婦の方で、赤信号の無視という誰でも起こしてしまいそうな内容でした。傍聴後、自分が感じた疑問点を先生や室員と話し合い、さらに理解を深めました。また裁判映画観賞会ではコメディーな一面のある映画を鑑賞しました。楽しみながらも裁判の流れと裁判の重要性を改めてしっかりと確認することができました。

法学部2年 土井 翔平さん

今年も裁判傍聴を行い、あらためて法の大切さや、人を罰する難しさを実感しました。また答案練習会を通じて、去年と今年の自分を比較し成長を感じ、モチベーションがあがりました。

法学部3年 中谷 友則さん

裁判は実際に見てみないと分からないことがたくさんあるので、傍聴は自らのためになると思います。また合宿は、室員同士の交流を深めることができる良い時間・空間であると思います。

法学部3年 白澤 玖瑠美さん

答案練習会は、11月末の法学検定の予行練習になる良い機会でした。3日目の裁判映画鑑賞は、実際に東京地裁であった事件の映画でしたので、皆興味深そうに見ていました。合宿ではバーベキューをするなど室員同士の親交を深められ楽しかったです。今年の合宿は人数が多く無事に進行するか少し不安でしたが、つつがなく無く終わり良かったです。

 

普段、室員の自主的・個別的な活動に任されている法制研究室ですが、合宿を通して室員同士の交流を深め、お互いに教え、議論しあうことで資格試験合格に向けた相乗的な効果が発揮できるようにすることも目的のひとつです。今回の合宿ではその目的も十分に果たせたようです。

法制研究室では、司法試験予備試験や司法試験・行政書士を始めとした、法律関係資格の習得を目的として日々研究活動をしており、地方公務員、行政書士、宅地建物取引士などを目指す学生が資格取得のため恵まれた学習環境の中で切磋琢磨しながら学んでいます。

  • 法制研究室についての詳細は、こちら