学長室だより

学長室だより
20年後の自分のために
4年間の大学生活、あるいは2年間の大学院生活は、入学する時点ではとてつもなく長いものに思えるかもしれません。でも、いずれ時は過ぎ、気付いたら卒業式・修了式を迎えているものです。さらに気付くと、卒業・修了から10年後や20年後だったりします。過ぎ去った過去は早く思えるものなのです。20年後、「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」と思うこともあるかもしれません。

そこで皆さんに提案です。
これからの4年間あるいは2年間、将来に向けての目標を明確に立て、そのために今できることを逆算し、日々の努力につなげてみませんか。あの大谷翔平選手の「目標達成シート」のように。


仮にその目標が今後変わることがあっても、重ねた努力が無駄になるわけではありません。努力することが身につけば、新たな目標のためにより効率的に努力できるようになるはずです。 もちろん人生、メリハリやバランスも必要です。24時間365日頑張っていたら疲弊してしまいます。そういう自分自身とのうまい付き合い方を学ぶのも学生時代の大切な課題です。

皆さんが将来、学生時代の自分を誇りに思えるような毎日を、これからの4年間あるいは2年間、過ごされることを期待したいと思います。

2025年4月1日
学長  大村 芳昭