商学部 商学科
Faculty of Commerce

日隈 信夫

准教授
日隈 信夫 / HIGUMA Shinobu
学生へのメッセージ
新しいことに挑戦しようと言う前に、先生のほうから新しい世界(2つの習いごと)に入ってみました。大学では教職員ですが、学外では例外なく一生徒、年上の後輩です。若い皆さんの挑戦をサポートさせてください。
日隈信夫先生2023
出身大学
福岡大学 経済学部 経済学科
最終学歴
日本大学大学院 経済学研究科 経済学専攻 博士前期課程 修了
早稲田大学大学院 社会科学研究科 地球社会論専攻 博士後期課程 単位取得退学
取得学位
  • 1995年:学士(経済学)
  • 1997年:修士(経済学)
  • 2000年:修士(経済学)
専門分野
  • 経営学 経済学
主な担当科目
  • 経営管理基礎・応用理論
  • 経営学総論Ⅰ・Ⅱ
所属学会
  • 日本経営学会
  • 経営行動研究学会
  • 日本消費経済学会
現在の研究テーマ
  • 経営戦略
経営学とは、企業やそれ以外の組織を運営し、事業を営む経営現象について分析する学問領域です。
ある共通の目標に向けて複数の人間が協働する場所としての組織は、営利組織(企業)と非営利組織に分類されますが、企業は家計、企業、政府といった経済主体(経済活動を行なうプレーヤー)のなかでも唯一の生産主体です。
家計の活動(家事や育児など)や政府の活動(公共事業など)はとても大切ですが、市場を通して評価されることはなく、他の経済主体にも還元されません。
一方、企業の活動(商品・サービスの生産や利益の追求)は、商品・サービスの供給によって消費者としての家計の生活を支える一方、賃金や利息、配当の支払いによって労働者や投資家、株主としての家計の収入を支えてくれます。また、企業の活動は法人税の納付によって財政を潤し、経済活動を調整する主体としての政府にも還元されます。
企業は学校法人や宗教法人、政府でもないため、補助金や寄付金、税金収入(歳入)がなく、自分で利益を獲得しなければならず、その努力を怠れば市場から淘汰されてしまいます。
このように、企業は厳しい競争のなかで成果を上げ、あらゆる利害関係者(ステークホルダー)へ利益を還元することによって、世代を超えて永続的に存続することを前提(ゴーイング・コンサーン)として経済を成長させなければなりません。そのための指針として、さまざまな経営戦略があります。
こうした企業によって行われる経営戦略が現在の研究テーマです。
主な教育・研究実績
  • 論文「本田技研工業とソニーグループの異業種提携EV戦略-短期的管理(戦略上の不正行為)と経営戦略-」『中央学院大学商経論叢』第37巻第2号、中央学院大学商学部、97-118頁(2023)
  • 論文「本田技研工業とソニーグループの経営戦略とコーポレート・ガバナンス-短期的管理(戦略上の不正行為)とコーポレート・ガバナンス-」『中央学院大学商経論叢』第37巻第2号、中央学院大学商学部、119-133頁(2023)
  • 論文「電動化時代における既存企業の経営戦略 (短期的管理と長期的戦略)-トヨタ自動車とパナソニックを事例として-」『中央学院大学商経論叢』第36巻第1・2合併号、中央学院大学商学部、21~44頁(2022)
  • 論文「戦略上の不正行為(短期的管理)と戦略重視の コーポレート・ガバナンス-トヨタ自動車とパナソニックを事例として-」『中央学院大学商経論叢』第36巻第1・2合併号、中央学院大学商学部、45~66頁(2022)
  • 著書(共著)『現代経営管理要論[改訂版]』「第2章 経営者の役割」創成社(2022)
関連情報
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