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【教職課程】集中講義「教育心理学」での応用インプロ・ワークショップ

2018年8月

「応用員プロ・ワークショップ」の様子 平成30年8月8日(水)、教職課程を履修する学生たちを対象とした集中講義「教育心理学」(商学部 葉山 大地 准教授)にて、俳優でありインプロバイザーでもある絹川 友梨氏をお招きし、応用インプロ・ワークショップを開催しました。 インプロは「即興」を意味し、応用インプロは役者が即興力を高めるために行うトレーニング法を教育に応用したゲーム形式の活動です。

 「教育心理学では、より良い教育活動を行うための学習理論や動機づけなどを学びます。しかしその背景には、教師と児童生徒との良好な関係が重要になります。子どもに対して教師が“開かれた態度(オープン・マインド)” で接することが肝要であり、そうした態度を育むために応用インプロは最適なワークです。」と葉山先生からワークショップの趣旨が話されました。

「4枚の絵」の様子 4時間にわたるワークショップでは色々な応用インプロ・ゲームが行われました。ペアになり目をつぶった相手を擬音(ぴよぴよ等)で導く「ブラインド・ゲーム」、昔話を4回のポーズで表現する「4枚の絵」、 指揮者の指示に従って即座に物語を作っていく「シェアド・ストーリー」、1つのアイデアに自分のアイデアを付け加えながらさまざまな世界を創作する「私は木です」、一番後ろの人(モデル)と同じポーズを真ん中の人(粘土役)が取る様に一番前の人(アーティスト役)が指示する「モデル・粘土・アーティスト」などです。

シェアド・ストーリー 絹川氏からは、ゲームを交えながら「環境に対して自分を開き、心身をオープンにすること。そうすることで、私たちはようやく周囲で起こっていることをまるごと見たり感じたりできるようになります。そうすれば、子どものちょっとした一言や動作を拾えるようになり、彼らのやっていることに対して素早いリアクションを返してあげることができます。」さらに「体の向きや顔の向きを少し変えるだけで 相手に与える印象が全く異なるというボディランゲージのパワフルさ」「子どもの自主性を促すためには教師が常にリーダーになるのではなく、子どもを信じて良きフォロワーになることが大事」「授業中に起こる予想外の事態を “YES,AND”(*1)と肯定的に受け入れることで、 臨機応変に対応できるようになる」などを教えていただきました。

モデル・粘土・アーティスト 参加した学生からは「教師は身振りや手振りを交えて生徒に何かを伝える表現者であり、このワークショップにそのヒントがたくさん詰まっていると感じた」「今回のワークショップは生徒の意見を柔軟に拾う力を高められるので、アクティブラーニングとかなり繋がりがあると思った」「友人との会話などで”YES,BUT“(*2)を使いがちだが、日頃から意識して"YES,AND"を心がけたい」「”自分の間違いは時に場を和ませるために必要な場合がある”という言葉が印象的だった。自分には“間違い=失敗=悪いこと” という図式があり、 間違ってはいけない、失敗してはいけないという考え方だったが、それが変わった」などの感想が寄せられました。

 即興劇のエクササイズを通して、“教師としてのオープン・マインドな状態”を具体的に体験することで、教壇に立ちながら子どもたちとの良好な関係を築いていくことの重要性について理解を深めることができました。

(*1)「相手のアイディアを受け入れ(YES),自分のアイディアを付け足す(AND)」というインプロの基本精神。
(*2)「一見相手を肯定しているようだが(YES),実は自分のアイデアを強引に主張しよう(BUT)とする発話方法」

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