「教育実習報告会」開催報告

11月10日(土)、教職課程を履修している３・４年生による教育実習報告会が行われました。

まず始めに外部講師による講演会が開かれ、今回は長年教科書の編集・出版・販売をされている株式会社清水書院の高田和則氏に、教科書を作るご苦労や販売のことなど様々興味深い話をしていただきました。
毎年、中学校や高等学校の先生方や教育委員会の方などにお話をうかがってきましたが、教科書編集者の方にご登壇いただくのは初めてでした。学生達は講演後も次々と質問するなど、関心の高さを感じさせました。

その後、教育実習に行った４年生全員が一人ずつ自らの体験を口頭で報告しました。
２、３年生のときには自信なさげで、とても大勢を前に話などできそうになかった学生も、４年生となり教育実習を終えた今は驚くほどの成長を遂げ、大きな声で自信に満ち、時に笑いを交えながら、しっかりとした報告を行っていました。現場での学びというものがいかに大きな力をもっているかを、まざまざと感じさせる報告会でした。

教育実習は国家資格である教員免許状の取得のために必ず通らなければならない学生時代最大の関門とも言えますが、学生でありながら現場の中学・高校の教員として実際に教壇に立ち授業をし、さらに部活やホームルーム指導など、教員としての様々な仕事を体験できる非常に貴重な機会とも言えます。
今回各学校で教育実習を経験させていただいた学生達は皆、大きなものを得ることができたようです。