2020.10.12 (月)TOPICSINFORMATION現代教養学部現代教養学部TOPページ掲載

大泉記念病院(宮城県)松本院長によるオンライン授業を現地より配信

10月8日(木) 3時限目に現代教養学部 佐藤 寛 学部長の『現代教養入門Ⅱ』(1年生必修科目)の授業において、大泉記念病院理事長・院長であり、Jリーグ・ベガルタ仙台のチームドクターでもある松本 純氏を講師に迎え、「地方におけるコロナ対策と今あなたがすべきコロナ予防」というテーマで宮城県白石市にある病院の理事長室からリアルタイムで授業を行いました。

授業では、医療現場におけるこれまでのご経験や災害等への対応、宮城県内における新型コロナウイルスへの対応などについてお話しいただきました。
また、松本院長からは「平成の時代は、地震などの自然災害が相次いだ時代であり、災害を契機として人と人とが絆を深め合い、結びつきを強めることで災害に立ち向かい復興に取り組んできた。そして、令和の時代になり、穏やかな時代が来ると思われたところに今回の新型コロナウイルスによる災害が襲来。この災害の特徴として「分断」、「疑心暗鬼」、「先が見えない」ことがあげられ、一番影響を受けるのは弱者なのです。学生の皆さんもこのコロナ禍によって、自分の部屋でどう過ごすのか、アルバイトなどができなくなり困窮している状態の方も多いと思われます。しかし、ウイルスとの共存は永遠に続くなかで、皆で少しずつ生活を変貌させながら知恵を出し合って頑張りましょう。」と、力強くあたたかいメッセージをいただきました。

最後の質疑応答では5名の学生から質問があり、関心の高さが伺えるものでした。授業を担当した佐藤先生からは「90分という短い時間でしたが、学生諸君にとって将来にわたり多くの苦難がある厳しい社会のなかで生き抜いていくための一助になれば大変嬉しい。」とのお話しがありました。

大泉記念病院(松本院長)

医療法人 浄仁会 大泉記念病院 理事長・院長の松本 純 氏(東北大学医学部卒、医学博士)

大泉記念病院(講義の様子)

松本院長(左)と佐藤先生(右)
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