2020.12.21 (月)INFORMATIONTOPICS商学部商学部TOPページ掲載

1年生対象キャリア講座(ベスト・ジョブ・プログラム)開催報告

12月16日(水)2時限と3時限の商学部1年生「プロゼミナール」の授業にて、ベスト・ジョブ・プログラム(以下「BJP」)外部講師である株式会社ベネッセiキャリア 山岸 啓子氏によるキャリア講座が行われました。
商学部の特徴として位置づけられるBJPは、2年次から本格的に導入されるキャリア教育プログラムです。
今回の授業はBJPの概要説明と、4年生3名による就職活動の体験講話を中心に行われました。

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商学総合コース4年 谷口 征靖 さん(内定先:小売業)

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谷口さんは大学で新たにバーベル部を立ち上げるなど行動派。就職活動への取り組みも早く、2年生ながら3年生対象の学内企業説明会にも参加しました。

就職活動で大切なのは、しっかりと業界や企業の研究をすること(新聞や業界紙を読み、業界に必要な知識を増やして業界動向を知る)と、その研究により得た知識と意見をきちんと面接官に伝える(伝える技術を身につける)ことと話してくれました。

そして、自己分析することはとても大事で、自分を商品としてアピールするためには必須のプロセスなので、やりすぎるくらいにやるべき、などのアドバイスがありました。

スポーツキャリアコース4年 鈴木 一真さん(内定先:消防官)

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1年生から3年生までサッカー部に所属していた鈴木さん。公務員試験の勉強は対策講座が始まった5月からスタートし、夏には警察・消防の見学会や市役所のインターンシップにも参加しました。

公務員試験の勉強は長期にわたるためモチベーションの維持が難しかったけれど、YouTubeで消防に関する動画を見て消防官への夢を改めて確認するなどして乗り切ったと話してくれました。また、最初は長い時間机に向かうことが辛かったですが、徐々に時間を延ばし、直前は1日10時間くらい勉強したそうです。

3年生からは平日に就職活動が入ることも多いので、1年生からしっかり単位を取っておくと良いというアドバイスがありました。

経営コース4年 濱﨑 陽太さん(内定先:証券会社)

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約3年間の社会人生活を経て大学生になった濵﨑さん。それまでの料理人としてのキャリアに疑問を感じ、大学で学び直しを始めた1年生の冬、マイナビやリクナビで興味のあるインターン先を探し、そして片っ端から行ってみるなど、活発に就活をしていました。

スポーツジム事務のアルバイトでは、幅広い年代の方と接することでマナーや敬語が身についただけでなく、お客様に寄り添う気持ちなどの接客の基本やコミュニケーション力を磨くことができたこと、また、一緒に働く職場の人たちと信頼関係を築くことの大事さを学ぶなど、アルバイトを通して得たものはとても多かったと話してくれました。

面接対策として、自分が熱く語れることを2つ3つ用意しておくと良いこと、また資格取得は、目指す職業に対して必須でない場合は、趣味として自分の幅を広げるという意味で勉強すれば良く、資格を取ることだけを目的とするのは意味がない、というアドバイスをしてくれました。
三人三様の就職活動報告でしたが、山岸先生からは「商学部には7つのコースがありますが、どのコースに進んだとしても、何一つとして意味のない授業はありません。授業に意味を付けるのは自分次第です。」と、日々の授業に取り組む意識を高めることが将来につながる、というお話しがありました。

2年生前期のBJPでは、業界・企業・職種を研究し自分の考えを述べ、グループ内で情報共有し、まとめた内容を発表するなど、アウトプットを多く行ってコミュニケーション力を伸ばしていきます。後期はクリティカル・シンキング(感情や主観に流されずに物事を判断しようする思考プロセス)とロジカル・ライティング(論理的な文章を書く技術)を身につけていきます。(谷口さんと濵﨑さんはBJPの受講生です。)
 
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