2021.07.07 (水)TOPICS現代教養学部

寳藏寺における「宗教学」の学外授業

7月5日(月)の2時限目、現代教養学部 黒川知文先生の授業「宗教学」は、中央学院大学の近くにある真言宗豊山派寺院の寶蔵寺本堂を訪問し、櫛田良成住職による特別授業が行われました。

櫛田住職は、21名の学生のためにプリントを準備され、仏教についてとても分かりやすく、そして、空海の生涯や真言宗の思想、戒律、曼荼羅、法要、寳藏寺史、僧侶、法衣の色などについて丁寧に説明され、最後には宗祖弘法大師三番御詠歌も謡ってくださいました。(本学創設者の高楠順次郎は浄土真宗の仏教徒でした)
 

黒川先生宗教学01

参加した学生からは、
  • 寳藏寺は思っていた以上に大きなお寺で、歴史も古く、我孫子に住んでいながらどうして今まで知らなかったのだろうと不思議に思うくらいでした。本当に今回の授業は面白く、大変ためになる内容でした。
  • 現代に生きている私たちにも役立つ教えがあり、素晴らしいと思いました。
  • 一番心に残っているのは、仏弟子として守るべき道徳規範や規則のことである戒律についてです。十善戒は誰でも守れることなのでこれは必ず守ろうと思いました。
  • 真言宗についての理解が深まりました。戒律を守ることが、徳を積む行為だと感じました。
などの感想がありました。

黒川先生宗教学02

黒川先生の「宗教学」では、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教、仏教の基本思想と歴史を講義で学び、さらに宗教施設を訪問して、信徒の実際や宗教生活等を調査します。
例年は、都内にあるシナゴーグ、モスク、カトリック教会、ニコライ堂に訪問しています。今回はコロナ禍のため訪問ができませんでしたが、寳藏寺本堂を訪問させていただいたことで、オンライン講義では経験できない充実した学外授業となりました。

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黒川先生宗教学03

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