2022.06.13 (月)TOPICS現代教養学部

「元国連大使 西田 恒夫氏による特別講義」実施報告

2022年6月9日(木)の3時限目、現代教養学部 佐藤寛 学部長の「現代教養入門Ⅰ(1年次必須科目)」の授業において、元国連大使の西田恒夫氏を講師に迎え、「ウクライナ問題と国際情勢」と題する特別講義が行われました。特別講義には、現代教養学部の他、法学部と我孫子市役所からの聴講生が参加してくれました。

西田恒夫氏特別講義②

元国連大使 西田 恒夫 氏
特別講義では、西田氏の自己紹介、外務省入省後の留学経験、東西冷戦時代のドイツ、ソ連邦での外交官としての体験についてお話いただきました。グローバルに活躍される中から見えてきた今後の重要なリソースは、お金、人材、時間であること、特に時間については、使える時間の量とタイミングの判断、タイムフレームを念頭に置いた思考の重要性を強調されていました。
ウクライナ紛争については、アフリカ諸国における紛争との報道量の違いが指摘され、日本などと同水準の生活をしている国で、今も同年代の若者が、国を守るために戦っている現実があること。しかし、ロシアが一方的に侵攻したことについては、国の立場によって受け止め方が違い、国連安保理などで、世界が一枚岩として対応していくことは、至難の業を越えているなどのお話があり、国際政治のダイナミズムをリアルに感じたようでした。

西田恒夫氏特別講義①

参加した学生からは、「侵攻を正当化する理由としてネオナチの存在が挙げられているが、ユダヤ人やロシアの脅威になっているのか」、「ロシア側が主張するような、ネオナチによるロシア系住民への虐殺や迫害が行われているのは本当か」、「ロシアがクリミア半島を最初に攻めた理由は」、「国連安保理の機能不全が明らかになっているが、どう改革していくべきか」、「ウクライナの紛争終結後、ヨーロッパはどの様な状況になっているのか」などの質問がありました。西田氏は、国連大使としての経験などを踏まえながら、質問をした学生一人ひとりに丁寧に回答していただきました。

現代教養学部では、現代社会をその歴史的・思想的な背景からより深く理解すること、グローバルな視点から現代社会をとらえる能力を身に付けられることを目指した教育に取り組んでいますが、国際法と国連憲章が順守され、早期に平和的解決が図られることを願ってやみません。

西田恒夫氏特別講義③

西田恒夫氏特別講義④

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