2022.06.15 (水)TOPICS法学部

「平和学特別講義」実施報告

2022年6月13日(月)の5時限目、川久保文紀教授の「平和学」において、髙井史代氏(株式会社パデコ インフラ開発部 プロジェクト・コンサルタント)による特別講義が実施されました。髙井氏は、富山県生まれの我孫子市育ち。日本の大学を卒業後、英国の大学院で国際開発学の修士号を取得され、アフリカ、中東、東南アジアなどの途上国において人道・開発支援に長年従事されてきました。

平和学特別講義①

株式会社パデコ 髙井史代 氏
特別講義では、世界最大の人道危機と呼ばれるルワンダとシリアを事例としながら、平和構築と人道・開発支援に取り組んでこられたご経験を学生たちに語ってくださいました。ルワンダにおける民族和解のプロセスや、シリア内戦において多数の当事者の利害が絡みあう複雑な構図を読み解きながら、一度壊れてしまった社会を再建設するには、国家ばかりではなく、民間企業や市民社会による協働作業が必要であると説かれました。そして、平和の形は多様であり、平和構築を進めるうえでは、SDGsにおいても鍵となる「持続可能性(サステイナビリティ)」にもとづく相互理解が極めて重要であると述べられ、特別講義を締めくくりました。

平和学特別講義②

学生たちからは、「紛争や内戦に苦しんでいるとはいえ、主権をもつ国家を国際社会がどこまで支援すればよいのか」「ルワンダ大虐殺における戦争犯罪はどのように裁かれたのか」など、講義のなかで学んだ知識や考え方にもとづいた質問が寄せられました。川久保教授は、「髙井氏のような世界各地の紛争・内戦の現場を実体験した方のお話は、学生たちにとって貴重な機会となりました。地域に根差しながらもグローバルな視点を積極的に取り入れた平和教育を今後も展開していきたい」と話していました。

平和学特別講義③

平和学特別講義④

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