2022.12.08 (木)TOPICS法学部

李ゼミ・土屋ゼミ・坂井ゼミ「3大学ジョイントセミナー合宿」参加報告

12月3日(土)~4日(日)に三重県の四日市大学において開催された3大学によるジョイントセミナーに、山梨県立大学国際政策学部の申ゼミ、四日市大学の総合政策学部小林ゼミと本学法学部「専門演習Ⅰ」の李ゼミ、坂井ゼミ、「基礎演習Ⅱ」の坂井ゼミ、土屋ゼミの学年横断チームの学生44名が参加しました。

このジョイントセミナーは、地方自治論や行政学、公共政策論などを学ぶ3大学の学生が、研究成果の発表や議論を通じて社会的課題を解決する力を身につけるとともに、学生間の交流を図る目的で開催されています。

2022ジョイントセミナー①

準グランプリを受賞した 坂井ゼミ「多様な人々によって取り組む持続可能な農業」チームの報告
また、セミナー当日には大学間対抗ゼミコンペも行われ、共通論題「ダイバーシティと地域社会」に対して、李ゼミの「外国人労働者の地域社会」、土屋ゼミの「多様性を尊重する社会に向けて―男女不平等と地域社会」、坂井ゼミ(2年)の「多様な人々によって取り組む持続可能な農業」の報告、また、自由論題では、坂井ゼミ(3年)の「くじ引き民主主義は若者の政治参加への鍵となりうるか」、坂井ゼミ(2年)の「待機児童問題と印西市-アプリを活用した保育サービスの提供」についての報告があり「基礎演習Ⅱ(2年)」の坂井ゼミによる報告「多様な人々によって取り組む持続可能な農業」が準グランプリを受賞しました(本年度は、グランプリ該当なし、準グランプリを3チームが受賞)。

この報告では、内閣府と経済産業省が提供する地域経済分析システムRESAS(リーサス)を用いて、我孫子市の農業従事者の減少問題の構造を明らかにしました。そのうえで、先行研究から新規就農者が抱く不安には「所得の少なさ」と「技術の未熟さ」があり、これらの不安を就農一年目から取り除きサポートすることができる農業法人の有効性が指摘され、農業法人が新規就農者や障がい者を含めた多様な雇用の受け皿になる可能性が明らかにされました。講評では、テーマの面白さに加えて、論文の完成度が高く評価されました。昨年度の土屋ゼミのグランプリ受賞に続き、今年度、坂井ゼミが準グランプリを受賞、本学のゼミが2年連続での受賞となりました。

2022ジョイントセミナー②

土屋ゼミ「多様性を尊重する社会に向けて―男女不平等と地域社会」

2022ジョイントセミナー③

李ゼミ「外国人労働者の地域社会」

2022ジョイントセミナー④

坂井ゼミ「待機児童問題と印西市-アプリを活用した保育サービスの提供」

2022ジョイントセミナー⑤

坂井ゼミ「くじ引き民主主義は若者の政治参加への鍵となりうるか」

2022ジョイントセミナー⑥

参加した学生のみなさん
<お問い合わせ先>
部署:企画課
電話:04-7183-6517