2022.12.14 (水)TOPICS法学部

木村ゼミ「日本大学法学部・青山学院大学法学部との合同ゼミ」開催報告

12月6日(火)、法学部 木村健登講師の「専門演習Ⅰ」にて、日本大学法学部(宮﨑裕介ゼミ)および青山学院大学法学部(熊代拓馬ゼミ)との三大学合同ゼミが開催されました。

合同ゼミは、「暗号資産等に係る私法上の問題点」をテーマとしたシンポジウム形式で開催され、このうち木村ゼミでは「NFTへの所有権保護」について報告を行いました。同報告は、NFTアートの所有者に対する権利保護をNFTへの所有権を認める方法により実現できないかという観点から検討を行うものであり、先行研究に基づいて展開される説得的な立論等が評価され、青山学院大学(熊代ゼミ)と並んで最優秀賞を受賞しました。

2022_木村ゼミ①

合同ゼミに参加した学生からは、「『暗号資産』という普段の自分とは疎遠のテーマに難しさはあったが、いかに分かりやすく、かつ、説得力のある発表にするかを考えるのは楽しかった。」「判例を用いたわかりやすい発表を心がけながら、想定される反論への対応等を考えることは良い経験になった。」「当日の発表から質疑に至るまでゼミの活動として有意義な時間を過ごすことが出来てとても嬉しく思っている。」などの感想があがりました。

また、木村先生からは、「先端的かつ高度なテーマであり、準備は必ずしも容易ではなかったと思われるが、完成度の高い報告内容からは、ゼミ生たちが当日まで綿密な準備を重ねてきたことが伝わってきた。今回の活動を通じて身についたであろう様々な経験や能力を、一回限りのものにするのではなく、今後の人生においても大いに活用していってほしい。」との話がありました。

2022_木村ゼミ②

2022_木村ゼミ③

2022_木村ゼミ④

2022_木村ゼミ⑤

木村ゼミでは、ゼミ生一人ひとりの興味関心に応じた報告とディスカッションを行っています。「身近」で「未知」の問題について調べ、ディスカッションを繰り返すことで、自身の意見や考えを他者に伝え、共有する力が身に付きます。

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