NPO・NGO論「NPO法人千葉里山センター副理事長による講義」実施報告

1月12日(木)、法学部フィールドスタディーズ・コース 非常勤講師 中䑓 由佳里（なかだい ゆかり）先生の授業「NPO・NGO論」で、千葉県庁林業専門員としての経歴を持つNPO法人千葉里山センター副理事長伊藤道男氏をお招きして「千葉県における里山活動とNPO」をテーマに講義が行われました。

講義は里山に関する基礎知識と里山の荒廃と市民ボランティアについて、後半は公務員の仕事・NPOの仕事について語られました。最初に千葉県の里山の現状についての報告と、かつて人が里山を活用していた頃の環境とのかかわりについてスライドと共に学びました。次に、使用されなくなった里山の環境を保全する千葉県の市民ボランティア活動についての事例を紹介していただき、地元のボランティア活動について見識を深めました。

なお、千葉県では右図のような「里山活動協定」という独自の制度を設けて、土地所有者と里山活動団体との間を、行政が千葉県知事の認定という形で参加することで、里山での市民ボランティア活動が円滑に行われるように働きかけています。

この「NPO・NGO論」の授業では、後期授業が始まるまでに3回以上のボランティア体験に参加してくることが課題です。今年は、2年ぶりに近所の清掃活動やお祭りの手伝い、我孫子市の小中学生の学習支援などの体験をすることができました。
伊藤氏の説明により、森林整備や自然体験など、また新たなボランティア活動について学ぶことができました。

最後に、前職の千葉県の公務員の仕事についてご自身の体験を交えながら話をしていただきました。
フィールドスタディーズ・コースは公務員を希望する学生も多く、学生たちは熱心に聞き入っていました。