2023.02.03 (金)TOPICS法学部

坂井ゼミ「学内熟議」実施報告書を大村学長に提出

1月27日(金)あびこ祭において実施した「学内熟議(話し合い)」の報告書を、法学部講師 坂井 亮太先生のゼミ生(専門演習Ⅰ)が大村学長に提出しました。

本学の学生は、大学生活のなかでも学業に関心が高く、学部や学年を越えた他の学生との交流に関心が高いことが明らかになりました。コロナ禍でサークル活動への参加率が低くなっているなか、学業と交流という関心を実現するため、ゼミという既存の枠組みを活性化してタテ(他学年)とヨコ(他学部)につながろうという提案が支持を集めました。

学内熟議実施報告提出HP使用

大村学長に報告書を提出する坂井ゼミの学生
報告書では、「学生自身がゼミ活動の魅力を発信する」というアイデアが投票で一番支持を集めた結果が報告されました。ほかにも、「資格取得支援や大学院進学情報の提供をしてもらいたい」、「他大学や高校生とも一緒にボランティア活動がしたい」という内容が各グループから提案されました。

詳細な分析をみると、在学生は授業やゼミを通じて他の学生と交流する機会が多くなっているようです。その反面として、他学部や他学年の学生との交流が十分にはできていない傾向がみられ、学部や学年を越えた交流の機会が増えることに期待する回答がみられました。学内のサークル活動への参加率の向上を通じた交流機会の創出も課題といえます。また、ボランティア活動についての情報を十分得られていないとする回答が多く見られました。

実施後のアンケートでは、参加者の学生から、
・「とても貴重な機会」
・「とても楽しかった。もっと機会を増やしてほしい」
・「他学部、他学年との交流の機会は初めてだったので楽しかった」
・「様々な意見が出て、普段意見交換する機会がないので、とてもよい
  機会になった」
・「他学部の学生と交流し、グループディスカッションを行うことがで
  きたので、今後ともこういった活動を実施し、今度はゼミの先生も
  参加させて、活動してほしい」
といった感想が出され、学内熟議の参加自体が、他学部や他学年との交流の機会にもなったようです。

学内熟議実施報告HP使用

学内熟議実施報告書の1ページ
学内熟議の報告書や提案は、拘束力をもつものではありませんが、報告書を提出した坂井ゼミの学生達は「中央学院大学をより良くしていく一助になれば嬉しい」と大村学長に報告書を手渡しました。

坂井先生のゼミでは、「民主主義のイノベーション、ビッグデータを用いた政策提案に取り組む」をテーマとし、政策立案を実践的に学びます。
<お問い合わせ先>
部署:企画課
電話:04-7183-6517