CGU NEWS
2026.05.20
SDGs
卒業生インタビュー 「人との『つながり』を大切にして、『つながり』に支えられて」
中央学院大学法学部には公務員を目指している学生が多くいます。
法学部で学び、大学の地元である我孫子市役所の職員になった小林寿晴さん(2024年度法学部卒業生)もその一人でした。
法学部の授業、教職課程、バレーボール部、地域連携、アルバイトと在学中に様々なものに取り組み、充実した学生生活を送った小林さんに、大学時代のこと、公務員試験のことなどを聞きました。
法学部で学び、大学の地元である我孫子市役所の職員になった小林寿晴さん(2024年度法学部卒業生)もその一人でした。
法学部の授業、教職課程、バレーボール部、地域連携、アルバイトと在学中に様々なものに取り組み、充実した学生生活を送った小林さんに、大学時代のこと、公務員試験のことなどを聞きました。

■市役所職員として感じる我孫子市の良さ
Q:我孫子市役所を受験しようと思ったのはなぜですか?やはり大学があって4年間通っていた我孫子市のことは他の自治体よりも知っているし、大学とのつながりを生かせるのではないかと思って我孫子市を受験することに決めました。
Q:我孫子市の良いところはどんなところですか?
人がゆったりしているなっていうのは感じます。手賀沼があって、水辺の公園とかもきれいにされていて、穏やかな感じがとても良いところだなと、市役所で働き始めてからあらためて思いました。あとは、いろいろな人がつながっているのが我孫子の良さかなと思います。「この人とこの人も知り合い」というようなことが多くて。そういうつながりが好きなところです。
■勉強、部活を両立した大学時代
Q:中央学院大学を選んだのはなぜですか?女子バレーボール部があったからです。バレーボールをしていた母に2歳ぐらいからずっとついていっていて、小学校3、4年生くらいから本格的にバレーボールを始めました。公務員になりたいというのが心の片隅にあったので、法学部だったら目指しやすいかと思って法学部を選びました。
Q:大学に入ってからは勉強と部活を両立したわけですよね。両立で大変だったところと、両方やっていて良かったところはありますか。
大変だったのは、時間がないことです。勉強するためのまとまった時間を取ることができなかったので、バスを待っているときとか、そういうほんのちょっとした時間でも、時間を見つけたら勉強するということを意識していました。
教職科目も取っていたので、平日は1限から4限、5限まで授業を受けて、そのあと、週3回は部活がありました。部活が終わったら一度家に帰って、地元でアルバイトをしていました。土日は午前中に部活の練習をしたり、そのあと我孫子市内のコンビニでアルバイトをしたりという感じです。
勉強だけしていたらストレスを発散するところがなかったと思うので、その点では部活をやっていて良かったなと思います。それからやはり、バレーをやっていなかったらつながっていなかったであろう人たち、チームメイトとか応援に来てくれる人とかとつながれるのは良かったです。
あと、公務員試験の面接で、「大学で4年間バレーボール部でした」って言うと、面接官の目がキランってしたのを感じて(笑)、厳しい体育会系のところで4年間やってきたっていうことを評価されたように感じました。
法学部の授業では、たとえば野口先生の授業はこういう視点、考えもあるんだと思って印象に残っています。
それから、3、4年生のときにゼミ(専門演習)を取りました。公務員試験を目指す学生が集まるゼミで、先生から公務員の話を聞けて、公務員を目指すという自分の目標に確信が持てたのが良かったと思います。あと、ゼミ生のうち女性が私を含めて4人いたのですが、お互いに励まし合っていました。公務員試験の面接で「ゼミで何をしていたか」ということを聞かれたので、ゼミに入って良かったと思います。先生との距離が近いことが中央学院大学の良いところだと思うのですが、それをゼミではすごく感じられます。真摯に向き合ってくださる先生方が多いと思います。職員の方々も皆さん優しくて親切ですよね。なんか親みたいな感じで。就職課だったら、面接のことを一緒に考えてくれたりしますし、進路のことを現状報告するとすごい応援してくれるし。やっぱり距離が近いですね。
Q.授業の空き時間はどう過ごしていましたか?
授業の空き時間も図書館で勉強していました。朝早く大学に来て、図書館に行って、授業を受けて、図書館に行って、部活が終わって、図書館に行って……。大好きなんです、あの図書館。1階のほかの人と話せるスペースを使って、教職課程の友達や警察を受験する友達と一緒に勉強していました。別に一緒に勉強しようと思っていなくても、行ったら誰かいるという感じで、いろいろ情報共有もできました。
Q:在学中に地域連携にも取り組んでいたそうですが、何かきっかけはあったのですか?
大学2、3年生くらいになって、明確に我孫子市役所で働きたいって思ったときに、地域に関わりたいなっていう思いが出てきて。でも、例えば個人でどこかのボランティアに行くとかってとても勇気がいるじゃないですか。そういうときに地域連携カイギ部(注:地域連携活動に取り組んでいるサークル)の話を聞いて、そういう団体に属していれば、ボランティアとかも行きやすいだろうな、地域と関わりやすくなるだろうなって思って入りました。
地域連携カイギ部では、我孫子市の「100人カイギ」に参加し、地域の方々と関わることができたことが良かったと思います。「100人カイギ」は、地域の方が集まって、その地域で働いたり活動したりしている方のお話を聞く活動です。そこでつながることができた地域の方とは今でも一緒に食事に行くくらい仲良くなりました。
バレーボール部でも、地域連携カイギ部でも、いろいろなところで人のつながりが広がっていって、それは今でも役に立っています。
■公務員試験に向けて
Q.公務員になりたいというのはいつ頃から考え始めていましたか?高校3年生の途中くらいです。でも、本当になれるとは思っていなくて、なりたいな、どうやってなるんだろうなぐらいの考え方でした。
Q.公務員試験に向けてどのように勉強していましたか?
本格的に勉強を始めたのは大学2年生の終わりあたりです。公務員試験の勉強には、李先生の「公務員論」とか「地方自治論」などの授業やゼミで得た情報が参考になりました。それから、市役所で働いている先輩や、公務員を目指していたアルバイト先の先輩に聞いたりしました。
そのほかに、YouTubeの公務員試験関係の聞き流し動画をずっと聞いていたのも役に立ちました。勉強しているって感覚はないんですけど、勝手に耳に入ってきて、音楽を覚えるみたいな感じでだんだんインプットされていくので。
あとは、「我孫子市の試験は短時間で多くの問題を解かなければいけないので、早く解答するようにする」とか、「警察の試験はけっこう過去問が出やすいので過去問をたくさん解く、体力試験があるから勉強しながら運動もする」とか、どういう試験なのかをちゃんと知って準備をしました。そういう情報を知らないと無駄に勉強してしまうので、情報が大事だということは後輩に伝えたいです。
そのために人とつながっているわけではないですけど、結果として人とのつながりがあったことで情報を得られるという良いことがありました。
Q.2、3年生くらいになって我孫子市役所受験に目標が定まったのはなぜだと思いますか。
えー、なんででしょう。1年生の時は、幅広く考えて、ぼんやりしていた感じです。「教職科目も取っているから、何かあっても教員免許が取れるから」くらいの感じで、ずっとぼんやりしていました。
なんで心が決まったんでしょうね。あ、でもあれですね、わりと2年生、3年生になると就活を始めようみたいな感じになってくるじゃないですか。大学の中で就職関係のイベントもあるしという状況で、だんだん私は公務員になるんだ、じゃあ、我孫子市かなみたいな感じだったと思います。
Q.大学の就職関係の講座や行事などで利用したものはありますか?
企業の方などが来る説明会では、我孫子市役所と警察のブースに行きました。あとは就職課も利用しました。面接練習に参加したり、市役所と警察の公務員試験関係の情報をもらいに行ったりしていました。どういう試験なのかとか、先輩方が残していってくださったデータとか。
Q.就職関係の説明会に参加するにあたって意識したことなどはありますか?
3年生の2月にあった説明会には、面接に行くときと同じくらいきっちりした服装で行きました。そのあたりから審査が始まっているんじゃないか、名前を最後に提出して帰るので審査されていないわけないよなっていうようなことを思っていて。
Q.公務員を目指す大事なことは何だと思いますか?
当たり前のことを当たり前にするということでしょうか。授業を休んだこともあまりないし、レポートの期限なども守っていました。こういうことは社会人になってからも大切だと思います。
Q.授業で公務員試験に役に立ったことは?
考えて頭に浮かんだことをメモする癖があるのですが、それをしておいたことが面接に役に立ったということはあります。面接のために何か考えて書き出すんじゃなくて、普段から考えたことを書いておいたから、面接のときにそれを読めば自分の考えがアウトプットできました。
考えたことをメモするようになったのは大学に入ってからだったと思います。何かのために書いていたわけじゃないんですけど、仕事ができる人はよくメモを取るというのを聞いて、メモするようになったんだと思います。その習慣は今も続いていて、仕事にも役に立っています。授業のときも、先生の話をずっとパソコンに打ち込んでいたので、見返せば話の内容が書いてあって役に立ちました。
あと、教職課程で学ぶことが教養試験にわりと出るので、それはすごい役に立ったなと思います。公務員試験に役に立つだろうなと思って教職課程を取っていたわけじゃないんですけど、結果的に役に立ちました。それから、教育実習もして社会科の教員免許を取ったことが勉強してきた証明になって、資格があることで信頼してもらえるということはあると思います。
教職課程を取ることは入学の時から決めていて、いつでも辞められるからとりあえず取っておこうぐらいの感じで始めたんですけど、教職課程を取っている人たちって、チームみたいな感じで頑張るんですよ。学部を越えて商学部の人とも先輩、後輩含めて仲良くなって。それがおもしろくて、勉強を続けたいのか、みんなとのつながりを切りたくないのかわからないんですけど、頑張りきることができました。
Q.一緒に頑張れる人たちとのつながりは大切ですね。公務員試験でもそういう存在はいましたか?
それこそ教職課程に警察を受ける人や同じ市役所を受ける人がいたので、とても大事な存在でした。あと、法学部の行政コース(現・公務員・行政コース)の友達で警察を受ける人もいて、その友達が頑張っていたので自分も頑張ろうという感じはありました。こういった人たちとは今も連絡をとっています。
地域連携カイギ部でつながった人たちもそうですが、もうつながりで生きていますね。つながりがなかったら何もないくらいです。学生時代はいろいろなジャンルのグループに所属して、いろいろな人と関わるというのを大切にしていました。コンビニのアルバイトでも常連の我孫子市民の方と仲良くなったり。
Q.これだけ多くの「つながり」を続けていこうと思ったら24時間あっても足りないですね。時間のやりくりで工夫したことはありますか?
本当に大事な試験とかがあったら、それが終わるまでは人と会わないといったことはあります。「今はこれだ」と思ったら、「いったんごめんね」という感じでやるべきことに集中して、それが終わったら遊びましょうとか参加させてくださいとかという感じにします。高校の時に勉強が大変であまり友達と関われなかったり、コロナがあって人と関われない時期があったりという経験をしたことで、人と関われないつらさもわかったので、人とも関わり、自分のやらなきゃいけないことにも集中するみたいなことを学んで徐々にできるようになってきたという感じです。
■後輩へのメッセージ
Q.中央学院大学の学生に向けて、大学にいる間にこれをやっておいたほうがいいよということはありますか?いろいろな人と仲良くなることです。あと、サークルでも教職課程でもゼミでも、何かの団体に所属しておくと、何かあるときに協力し合えるからいいかなと思います。ゼミに入っていれば、先生も相談に乗ってくださったりしますし。
Q.高校生に向けたメッセージをお願いします。
難しいですね。大学生活が一番自由な時間だから、大学に入ったらさぼらず、楽をしないほうがいいかな。
中央学院大学は、本当に教職員の方との距離が近いです。それから勉強に専念できます。あとキャンパスの清掃が行き届いていてきれいです。清掃の方々がきれいにしてくださっているんだなっていうのは思います。
あとは、駅伝部とか同じ大学の人がテレビに出るレベルで頑張っているっていうのはすごいなって思います。
Q.今後やりたいことはありますか?
資格を取りたいです。ファイナンシャルプランナーなど。在学中にできなかったんですよ。秘書検定も2級は取りましたが、準1級を受けるところまでいけませんでした。
仕事では、将来的に、自分が中央学院大学で過ごしてきたのを活かして、大学との連携をもっと深めたいです。
在学中に様々なものに取り組んで得た「つながり」が小林さんの仕事や生活を豊かなものにしていることが感じられるお話でした。