学校法人中央学院
    School corporation Chuo Gakuin

      理事長挨拶

      2021(令和3)年度 理事長メッセージ

       学校法人中央学院の学校起源は、今から121年も前にさかのぼります。1900年(明治33年)、東京の中心・日本橋に「日本橋簡易商業夜学校」を設立したのが教育の始まりです。その後、中央商業学校、中央工業学校、さくら幼稚園、中央中学校、中央商業高等学校、中央商業高等学校通信制、中央商科短期大学、徳山大学設立などを経て、現在は中央学院大学、中央学院大学中央高等学校、中央学院高等学校を擁する学校法人です。

       「中央学院」の『中央』は、社会・文化・教育の中心・中央を志向する創立者の一人、高楠順次郎の強い意識の表れと伝えられています。物事の本質を右か左かという偏向を退ける学問姿勢と多くの異質なもののなから共通するところを探りあて社会の中心となる合意形成やニュートラルな姿勢で中央の真理を探究する「中庸」の精神が込められていると言われています。
       

      椎名理事長2020

      椎名市郎 理事長
       建学時の教育理念は、日本人としての仏教倫理教育(徳目主義)と西欧の近代思想を背景にした実学教育(実利主義)の融合(「中庸」)にありました。この伝統を引き継いで、中央学院大学(千葉県我孫子市)は、大学院商学研究科(修士課程)、商学部、法学部、現代教養学部が開設されています。学校起源の精神は、現在の「公正な社会観と倫理観の涵養」という大学建学の精神に引き継がれ、大学は56年目の充実期に入りました。

       また、大学の母体となる中央学院大学中央高校(東京都江東区)は、2020年(令和2)年創立120周年記念式典を挙行いたしました。中央学院高校(千葉県我孫子市)においても、2020年(令和2)年設立50周年記念式典が行われました。大学と二つの付属高校との教育連携は、学長と両校長との間で開催される「学校長会議」で意見交換がなされ、理事会に提言できる環境が整っています。

       さて、「学校法人中央学院 中・長期計画 第2期中期計画」が、2021(令和3)年3月24日評議員会の意見を聴き、同日、理事会決定されました。第2期中期計画の本質は、教育事業の改善にあり、その焦点は教育に携わる人間の意識改革にあると考えています。そして、第2期中期計画は、学生・生徒・保護者・地域社会などのステークホールダーの期待に責任を果たす決意表明であることも忘れてはならないと思います。

       それにしても、人間の絆を裂き、社会に悲しみと混乱を引き起こしたコロナ禍にあって、私たちは智慧と科学の力を駆使して、これを乗り越えようとしています。多くの犠牲の上に形成される新しい社会(ニューノーマル)では、いかなる場面でも教育の歩みを止めない遠隔・オンラインやオンデマンド授業等を開発し、対面授業とのハイブリッド型教育を実現しようとしています。それは、困難に打ち勝つ生きる力の養成こそが本当の教育であることを教えてくれているかのようです。

       121年続く不変の原則の遵守と時代とともにその原則を進化・発展させる中央学院の中央の精神を大切に、今後も教育事業に邁進してまいります。

      2021(令和3)年4月1日
      第11代理事長 椎名市郎