派遣留学

米国、台湾、韓国及びカナダの大学への留学制度で、学部の2~3年次に留学することができます。
現地の大学で、語学研修や留学先大学の正規授業が受けられます。また、寮生活をしながら、さまざまな国の学生と交流することで、グローバルな感覚を身につけることができます。語学に自信がない学生も、初めにクラス分けテストを受けて自分に合ったクラスで学習できるので安心です。また、留学先で取得した単位は、審査を経て、最大30単位まで本学の単位として認められます。
派遣留学先 申請期限 内容
北アリゾナ大学(米国) 2025/5/16 2026年度 派遣留学生募集について
2026年度 募集要項  
淡江大学(台湾) 2025/5/16 2026年度 派遣留学生募集について
2026年度 募集要項
京畿大学(韓国) 2025/5/16 2026年度 派遣留学生募集について
2026年度 募集要項
アカディア大学(カナダ)
2025/5/16
2026年度 派遣留学生募集について 
2026年度 募集要項
提出様式
派遣留学生申請書(様式Ⅰ号)
保証人同意書(様式Ⅱ号)
留学目的・志望動機(様式Ⅲ号)

留学体験記

「韓国留学を通して学んだこと」

京畿大学交換留学 2024年 
商学部 山澤音々風さん

私は2025年2月29日から12月29日までの10ヶ月間京畿大学に交換留学生として留学しました。この留学を一言で表現すると「気づき」でした。色々なことを学び色々なことに気付かされた10ヶ月間でした。これから留学中に起こった事や色々な気づきについて少しでも共有出来ればと思います。
1.留学準備から留学当初
まず少し大変だったのはVISAを申請することでした。私の場合はVISA申請をするための予約を取ることが難しくとても苦戦しました。VISAを申請してからは申請予約をするのは少し難しかったけれどそれからはスムーズに進み驚きました。
そしてついに韓国に入国しました。入国してから現地で日本の交換留学生と合流して大学の寮まで行きました。荷物が多いこと、また道や、交通機関が難しいかったことでとても行くのが大変でした。入国後、バスはどこかと韓国語で尋ねたり、途中乗務員さんに韓国語でどの道に行けばいいのかと声をかけたりして、入国初日から韓国語を使わなければいけない場面がとても多く、そこで自分には韓国語で話す能力がまだ無いだと気付かされました。その後日本人学生と友達になり、ご飯を一緒に食べたりして、仲を深めました。
後日留学生と仲良くなるために様々な催しがありました。1番初めの催しはウェルカムパーティーという、交換留学生が集まってご飯を食べるというものでした。ここでまた1つ気付かされたことがありました。それは英語をもう少し勉強しておくべきだったということです。実際、私は英語がとても苦手で話すことが全くできません。交換留学生は主にフランスやドイツ、中国から来ている人で韓国語を話せる交換留学生はとても少なかったです。留学前に英語を話すことや多少なりとも英語に触れていればもっと仲を深めることも出来たのになととても悔しい思いをしました。
2.留学中の生活面
留学が中盤になった時にはかなり韓国語の方は喋れるようになったり、あまり不自由なく暮らすことが出来ました。Kバディーとしてサポートしてくれた韓国人学生と友達になり仲良くなり、一緒に遊んでいました。韓国人学生と遊んだ時、全て韓国語を使いながら生活したため少しずつ話せることを目に見えて実感しました。私の留学の一番の目的は、「韓国語を上達させ話せるようになる」ということでした。語学で一番上達する勉強法は学びたい語学をたくさん使う、あるいは、その語学を使って会話をするということだと思っていました。韓国では主に韓国語で話すため、語学の成長に繋がると思い留学をしました。そして留学を通してほんとに会話をし続けると韓国語は上達するんだと気付かされました。
韓国の生活では、月に1回ネイルをしに行ったり、美容施術に行ったり、髪の毛を染めに行ったりしました。かなり韓国語を使ったり、専門用語なども多いので最初はとても聞き取りも難しかったけれど、留学が終盤に差し掛かった時には聞き取りはほとんどできるようになりました。やはり、経験は大切だとそこでも気付かされました。留学が終盤になった時、韓国の政治面がかなり悪化し、厳戒令が出たり反日と親日が目に見えました。私の周りでは特に大きな問題は起こっていませんでしたが、気があまり抜けない状況でした。
寄宿舎での生活では前期は全く不自由なく、暮らすことが出来ましたが、後期は隣の部屋の騒音がとても気になり、少しトラブルになってしまいました。深夜に大きな笑い声が聞こえたり、もの音が聞こえたりと、少し不快でした。やはり大人数が住んでいるとこのような問題も起きてしまうため、逆の立場になって自分がして欲しくないこと、またはして欲しいことを特に考えながら生活することが必要だと気付かされました。
3.学習面について
前期は語学堂に通っていたのですが、とても簡単だったので後期は通うのを辞めました。そして、前期は簡単な英語の授業や留学生のための授業を取っていたのですが、語学力をよりレベルアップさせたいことや、自分がどれぐらい聞き取ることが出来て理解することが出来るのかという挑戦の気持ちまた韓国語で授業を受けてみたいという気持ちがあり後期は留学生のための授業1つ以外全て韓国語の授業を取りました。しかし実際とても難しく、先生の話を聞くことで精一杯で自分の実力不足を肌で痛感しました。また、中間試験・期末試験もとても難しく、まず何をどのように勉強すればいいのかも分からず正直投げ出したかったです。しかし最後まで欠席せず授業を受けれたのはひとつの成長になったかなと思います。
4.経済面について
私はまず親にまとまったお金をもらい、自分でもかなり貯金し留学に臨みました。しかし結果から言ってそのお金だけでは足りず親に貸してもらうことになりました。私自身、毎日のように遊んで、外食しての繰り返しだったのでお金が足りなくなってしまったと思います。また、円安の影響もとても受けた気がします。交通機関などは日本より韓国の方がかなり安いですが、野菜やお菓子、また外食費などは全て韓国の方がかなり高い印象を受けました。留学前はお金が余るのではないかと思ったほど、しかもかなり多めに持っていったはずでしたが、9月ぐらいにはお金が足りなくなってしまっていました。初めは食費を節約したりして、カップラーメンだけで生活していたりしましたが、飽きてしまったり、肌が荒れてしまったりで、ちゃんとした食事をとるようにしました。1つここで気づいたことはしっかり家計簿はつけるべきだと気づきました。私は家計簿を全くつけていなかったのですが、家計簿をつけていれば少しでも負担を軽くすることができたのではないかと思います。
5.最後に
私が無事留学を終えることが出来たのは親のおかげはもちろんのこと、周りの友達がとても関係していると思います。学校終わりなどに毎日ご飯を誘ってくれる友達がいたり、行ったことのない観光地などを紹介してくれて、一緒に行ってくれる韓国の友達がいて、韓国語を教えてくれる友達がいて、不自由なことがあったら相談に乗ってくれる先生がいて、とても周りの人に助けられたこの10ヶ月だったなと帰国してから気付かされました。
Kバディーシステムというものがいかに大事かと思いました。Kバディーシステムとは韓国人の子達がサポートをしてくれるシステムのことで、日本人チームには日本語ができる韓国人の子がついてくれて、口座開設の仕方や学校案内など様々なことを手伝ってくれるシステムのことです。このシステムがとても助けになったと共に人脈を広げることにも繋がりました。
この10ヶ月で大変なことも多かったけれどそれよりも幸せで楽しかったことの方が多かったです。本当に留学に行けて良かったし、この経験を将来絶対に生かそうと思いました。

初の漢江公園初の韓国漢江(ハンガン)公園
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大雪が降って友達とはしゃいだ日大雪で友達とはしゃいだ

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