学生へのメッセージ
「見ていながら見えていなかったものを見えるようにする、そのための思考訓練と知識習得に励んで下さい。」
出身大学 | 筑波大学 第二学群比較文化学類 |
最終学歴 | 筑波大学大学院 文芸・言語研究科 |
取得学位 | |
専門分野 | - 文学・文化史研究
- 表象文化論
- カルチュラル・スタディーズ
|
主な担当科目 | - 英語リーディング・ライティング
- 英語特別講座
- 推理小説講座(総合講座「人間と自然」)
- オペラ講座(アクティブセンター)
|
所属学会 | |
現在の研究テーマ | - 専門は「文学」「文化史」
十九世紀から現代に至るあらゆる文化現象の背後に流れている地下水脈を探る研究をしています。中心となるのは〈ワグネリズム文化史研究〉で、ドイツのオペラ作曲家であるリヒャルト・ワーグナーが世界中の様々な文芸フィールドでどのように受容されてきたかを跡追いながら、モダニズムの文芸運動がファシズムへと流れ込んでいくプロセスを、各テクストの読み直しを通じて明らかにしようとしています。これと並行して、演劇、映画、推理小説、アニメなどの分析などを通じて現代文化を解き明かす講義や、オペラを鑑賞しながらそのテクスチャーを読み解く講義を行ったりもしています。人がどのようにモノを理解・解釈し、そこからどのように新しいモノを作り出し、更にはそうした一連の動きがどこへ向かっていくのか、文化が生まれ流れていくプロセス、人の営為の行方に興味があります。
|
主な教育・研究実績 | - 論文「アガサ・クリスティにおけるワーグナー表象と後期クリスティ問題(2)」『中央学院大学人間・自然論叢』第50号記念特大号(2021)
- 論文「アガサ・クリスティにおけるワーグナー表象と後期クリスティ問題(1)」『中央学院大学人間・自然論叢』第39号(2015)
- 論文「ベンヤミンと現代性、或いは〈ボードレール以 後〉のワグネリズム」『中央学院大学人間・自然論叢』第27号(2008)
- 論文「ヴァージニア・ウルフのワグネリアン・エクリチュール―『波』における〈微分〉と〈積分〉の力学」『二十世紀英文学再評価』金星堂(2003)
|
関連情報 | |