学生へのメッセージ
大学での学問は、答えは一つとは限りませんし、模範解答もないかもしれません。そもそも問題が何なのかもはっきりしない時もあります。大学4年間で、自ら問題を「発見」し、「解決」する能力を身に付けてください。
出身大学 |
青山学院大学 文学部 史学科 |
最終学歴 |
青山学院大学大学院 文学研究科 博士後期課程 単位取得退学 |
取得学位 |
- 2002年:学士(歴史学)
- 2004年:修士(歴史学)
- 2011年:博士(歴史学)
|
専門分野 |
|
主な担当科目 |
|
所属学会 |
|
現在の研究テーマ |
中世の「イングランドの海(イギリス海峡からビスケー湾)」における英仏間の海上紛争に着目し、両国の王権がいかにその問題を解決していったのかを検討しています。英仏間の海上紛争は、単に商圏をめぐる商船間の争いにとどまらず、両国間の戦争に発展したものもあり、中世の英仏関係に大きな影響を及ぼしました。そのため海上領域における英仏間の主権争いは、両国の国家生成過程において重要な一要素になったと考えています。 |
主な教育・研究実績 |
- 論文「中世フランスにおける全国三部会と地方三部会―1350年代のノルマンディ地方三部会を中心に―」『史潮』新84号(2018)
- 論文「1351年のノルマンディ地方三部会における王権と地域住民」『中央学院大学法学論叢』第31巻2号(2018)
- 論文「13世紀英仏間の海上紛争とガスコーニュ戦争―海域世界における裁判権をめぐって」朝治啓三、渡辺節夫、加藤玄編『<帝国>で読み解く中世ヨーロッパ―英独仏関係史から考える―』ミネルヴァ書房(2017)
- 論文「ルイ10世治世下におけるノルマンディ憲章発布と地方主義」『中央学院大学法学論叢』第29巻2号(2016)
- 研究費採択「13・14世紀の英仏間における海上紛争と海域支配」科学研究費補助金基盤研究(C)研究代表者(2019-2021年度)
|
関連情報 |
|