CGU NEWS
2019.08.20
法学部
三宅ゼミ「東京家庭裁判所庁舎見学」報告
法学部三宅篤子教授のゼミ生(12名)が、8月7日(水)に東京都千代田区霞が関にある東京家庭裁判所庁舎を見学しました。
家庭裁判所は、離婚や相続などに関する家庭内の紛争及び非行のある少年の事件を専門的に取り扱う裁判所として昭和24年(1949年)1月1日に誕生しました。家庭内の紛争は、当事者相互の感情的な対立を終息させるために、訴訟手続の前に、調停や審判といった非公開の手続で、条理を踏まえた解決をするよう工夫されています。家庭裁判所創設当時は、「家庭に光を、少年に愛を」という標語が作られ、現在は、「家庭に平和を、少年に希望を」という標語が掲げられています。
今回訪れた東京家庭裁判所では、平成26年4月1日に施行された「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律(ハーグ条約実施法)」に関する紛争についても取り扱っています(国内では他に大阪家庭裁判所のみ)。
ゼミでは、7月の授業にて裁判所のホームページを参考にしながら事前学習をしました。庁舎見学当日は、最初に少年事件に関するDVDを視聴した後、家事調停室、少年審判室、法廷を見学しました。東京23区全ての事件を扱うので、毎日多くの事件が扱われており、80室以上ある調停室はいつも満室の状態ということです。他方、少年事件は全体的には減少していますが、詐欺事件やインターネット事件に巻き込まれる少年が増加しているとのことです。
家庭裁判所は、離婚や相続などに関する家庭内の紛争及び非行のある少年の事件を専門的に取り扱う裁判所として昭和24年(1949年)1月1日に誕生しました。家庭内の紛争は、当事者相互の感情的な対立を終息させるために、訴訟手続の前に、調停や審判といった非公開の手続で、条理を踏まえた解決をするよう工夫されています。家庭裁判所創設当時は、「家庭に光を、少年に愛を」という標語が作られ、現在は、「家庭に平和を、少年に希望を」という標語が掲げられています。
今回訪れた東京家庭裁判所では、平成26年4月1日に施行された「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律(ハーグ条約実施法)」に関する紛争についても取り扱っています(国内では他に大阪家庭裁判所のみ)。
ゼミでは、7月の授業にて裁判所のホームページを参考にしながら事前学習をしました。庁舎見学当日は、最初に少年事件に関するDVDを視聴した後、家事調停室、少年審判室、法廷を見学しました。東京23区全ての事件を扱うので、毎日多くの事件が扱われており、80室以上ある調停室はいつも満室の状態ということです。他方、少年事件は全体的には減少していますが、詐欺事件やインターネット事件に巻き込まれる少年が増加しているとのことです。

家庭裁判所庁舎を見学する前に通常裁判所の裁判を傍聴した学生や、解散後に国会議事堂まで足を運んだ学生もいました。

<参加したゼミ生の声>
- 3年 村松真二
「裁判所を見学することによって、座学で学んだ裁判について、多くのことを感じ取りました。これを機に実際の裁判を傍聴してみたいと思いました。」 - 3年 白川春
「実際に見学して、家事調停室は想像よりも狭く、裁判官や家事調停委員との距離が近いという新たな発見をすることができました。」 - 3年 柏原雅也
「家庭裁判所の見学を通して、非行少年が更生できるよう様々な取り組みを行っていることを知ることができ、とても良い経験ができました。」
- 3年 猪狩優羽奈
「調停室の壁に絵が飾られていたり、椅子がピンク色であったりと、思っていたよりも堅苦しい雰囲気ではありませんでした。」 - 3年 岡島岳良
「少年審判での家庭裁判所の役割は、罪を犯した少年を少年院へ送るだけだと思っていたのですが、なぜ罪を犯してしまったのかを調査し、その後の生活まで考えているということに驚きました。」 - 3年 辻菜々子
「授業で学んだ少年事件について、実際に審判が進んでいく過程などを学ぶことができて良かったです。」