CGU NEWS
2024.06.26
商学部
中野ゼミ「大人たちの金曜日」実施報告
6月15日(土)、商学部 中野 健秀准教授のゼミ生(演習Ⅰ・演習Ⅱ)を対象に「大人たちの金曜日(第61回)」が行われました。中野ゼミの「大人たちの金曜日」とは、ゼミ生たちのキャリアについての視野を広げ、考えを深めることを目的とし、様々な業界の社会人をお招きして現在の仕事と過去の経験をざっくばらんにお話しいただく会です。
今回は、株式会社ウエスコ本社 技術推進本部の今西 将文氏にお越しいただきました。 今西氏には事前に質問票をお渡し、「総合建設コンサルタントの仕事内容や業界の良い点や課題点」「現在にもつながる学生時代の貴重な経験」「社会人となり挫折や立直りを経験する中で得られたこと」などについて回答していただきました。
今回は、株式会社ウエスコ本社 技術推進本部の今西 将文氏にお越しいただきました。 今西氏には事前に質問票をお渡し、「総合建設コンサルタントの仕事内容や業界の良い点や課題点」「現在にもつながる学生時代の貴重な経験」「社会人となり挫折や立直りを経験する中で得られたこと」などについて回答していただきました。

講演で今西氏は、自身の学生時代に学んだ貴重な経験や社会人となって身につけてきたスキルなどについてお話いただきました。一般企業へ入社し、岡山本社の地盤調査部門へ配属後は、転勤をする中で技術力と顧客対応、コミュニケーション、マネジメント力などを磨かれたそうです。そして、業務で必要となる測量士、地質調査技士、技術士などの各種資格を取得されたそうです。管理職に抜擢された後も、挫折や立直りを何度か経験しながら、仕事の傍らで大学で社会人ドクターとして工学博士を取得。現在は会社を巻き込んで新しい分野に試行錯誤しながら挑戦中とのことでした。 関わる人たちと助け合いながら力を合わせてプロジェクトを進める大切さ、仕事の楽しさなどを、リアルな体験も交えながらお話いただき、学生に寄り添っていただき、とても充実した講演となりました。


受講した学生からは、今西氏のお話の中にあった「相手の立場になってではなく、相手の立場にもなって考えることが大切」という言葉や「有言実行」、「Don’t think, just do.」という言葉が強く残ったという声が多くありました。(以下は受講したゼミ生の感想です)
- 建設コンサルタントの事業領域のお話が印象に残りました。行政から仕事を発注してもらい建設コンサルタントが測量・調査・設計を行った後に建設会社が施工する。また、施工管理、維持管理・修繕計画までもが建設コンサルタントの事業領域という幅広さに驚きました。(3年 西島寛紘さん)
- ややこしい案件でも快く受ける理由が「お客様も気づいていないような課題を深掘りし、解決に導くことで自身のキャリアアップに繋がっていく」という裏付けがあり、自分だったらややこしい案件は避けてしまいますが、仕事において自身の成長が目に見えてわかるような環境に身を置くことが大切だと思いました。(2年 早坂翔馬さん)
- 荒れた中学時代の話で「人の内面は必ずしも外見や言動だけでは見えないのでその人の人格が形成された背景などに想像を巡らす」という言葉は何となく当たり前の知識としてぼんやりはわかっていましたが言葉をしっかり聞くことで、今後社会に出た時はその時の状況だけで決めつけずに深く人や物事を考えていこうと思いました。(2年 塙大輝さん)
- 物事に取り組む意識が変化しました。「経験だけはどうあがいてもすぐには手に入らない。だからひとつひとつの機会を無駄にせず、愚直に取り組む」という言葉が印象に残っています。(4年 髙濱爽明さん)
- 一番印象に残ったのは「相手の立場にも立って話を聞くこと」の大切さです。この世で、一番難しいことの一つは相手を理解することだと思います。皆それぞれの環境で成長し、教育を受けているので、一人一人の価値観は違っています。相手の立場にも立って話を聞くことは非常に大事だと思いました。(4年 朱俊安さん)