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2024.06.28
法学部

【メディア情報】法学部木崎峻輔准教授の論文が刑事法ジャーナル79号に掲載

法学部の木崎峻輔准教授が執筆した「相互闘争状況事例における侵害回避可能性の考慮」が、「刑事法ジャーナル79号〈特集〉正当防衛論の再検討」に掲載されました。

本論文は、2023年6月に早稲田大学で開催された日本刑法学会のワークショップ「正当防衛論の再検討」における報告内容を論説として公刊したものになります。その内容は、従来の学説は正当防衛状況の判断に際して考慮することに消極的であった、被侵害者の侵害回避可能性という要素について、近時の最高裁判例及びその影響を受けた下級審裁判例は正当防衛状況の判断に際して積極的に考慮する傾向が見られることから、近時の裁判例における侵害回避可能性の考慮についての実体を具体的に明らかにした上で、正当防衛の制度趣旨に照らして、このような要素を考慮して正当防衛の成否を決することは妥当といえるのかについての検討を加えたものとなります。

  • 上記の書評記事が掲載された「刑事法ジャーナル」は、本学図書館でも閲覧可能です。

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相互闘争状況事例における侵害回避可能性の考慮
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