CGU NEWS
2024.11.19
商学部

王振宇ゼミ「文化体験活動」開催報告

11月7日、王振宇ゼミでは、定例の文化体験活動として、武術太極拳の世界チャンピオンであり、中国武術アスリートの大川智矢氏をお招きし、特別講座を開催しました。この講座に先立ち、ゼミ生たちは数回にわたり中国武術について事前調査と研究を行い、その成果を発表してきました。講座の冒頭では、ゼミ生代表が大川氏のプロフィールを紹介し、歓迎の挨拶を行いました。

大川氏は、まず初めに競技としての武術太極拳について、自身の大会出場映像を交えながら紹介してくださいました。また、「抱拳礼(ほうけんれい)」など、奥深い武術の世界を中国古代の陰陽思想と結びづけて、分かりやすく解説してくださり、続いて、大学卒業後の活動についてお話しいただきました。
20241119王先生ゼミ活動①
大川氏は「太極拳の普及」や「日中友好」を目指し、国内外でのコーチング、介護施設での武術体操による地域貢献、教育機関での講演、アパレルブランドを通じた武術の発信、テレビCM出演など、幅広い分野でご活躍されています。民間レベルで国境を越え、武術を通じて日中友好に尽力されるその姿勢に、学生たちは深く感銘を受けました。さらに、大川氏はゼミ生に対し、貴重なアドバイスをたくさんくださいました。講座の最後には、ゼミ生に基本的な武術の動きを教えていただき、実際に演武も披露していただきました。その敏捷で迫力ある動きに、ゼミ生たちは大いに魅了されました。

今回の参加者は演習Ⅱの3年生です。これから就職活動を迎える学生たちは、今回のゼミ活動を通じて、今後の就職活動や将来の人生に役立つ多くの学びを得ることができました。
【学生からの感想】
  • 複雑だった武術太極拳の分類や武器の特徴を理解し、中国武術の奥深さを知ることができました。採点方法や審判の解説、日本でもWUSHUとして親しまれていることに驚きました。演武は迫力があり、想像以上で印象に残りました。ありがとうございました。
  • 動画を交えた説明で、武術太極拳のルーツから競技までわかりやすく学べ、基礎的な武術も体験でき、とても楽しかったです。最後の演武は、さすが世界一と思う迫力で、贅沢なひとときでした。
  • 太極拳の奥深さを感じました。健康管理への活用など、様々な使い方があることを知り、武術の普及や日中友好への取り組みに感銘を受けました。演武の緩急や決めの瞬間が印象的で、鳥肌が立ちました。貴重なお話と体験をありがとうございました。
  • 太極拳には多様な意味があり、長剣は空手の「形」に似ていると感じました。演武を通じて、中国武術が深く武に繋がっていると理解しました。今回の講義は一生忘れません。
  • 大川さんの「軸から枝葉を増やす」「正しいよりも楽しい」という言葉が印象的でした。「太極拳」から多方面へ活動を広げている姿に、一つのことに挑戦し続ける大切さを感じました。自分も軸を見つけ、様々なことに挑戦したいと思います。
  • 事前に調べた以上の学びがあり、今後の学生生活を考えさせられました。日本と中国の架け橋としての活動に共感し、先入観を持たずに理解し合う大切さを感じました。生の太極拳は見応えがあり、もっと多くの人に知ってもらいたいと思います。

20241119王先生ゼミ活動②
20241119王先生ゼミ活動③
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