CGU NEWS
2025.03.25
商学部

中野ゼミ「大人たちの金曜日」実施報告

3月8日(土)、商学部 中野 健秀准教授のゼミ生(演習Ⅰ・演習Ⅱ)を対象に「大人たちの金曜日(第65回)」が行われました。中野ゼミの「大人たちの金曜日」とは、ゼミ生たちのキャリアについての視野を広げ、考えを深めることを目的とし、様々な業界の社会人をお招きして現在の仕事と過去の経験をざっくばらんにお話しいただく会です。

今回は、大手金融系カード会社の人材育成に携わっている、山口 文隆氏にお越しいただきました。山口氏には事前に質問票をお渡し、「就職活動を行っていく上で意識したほうが良いこと、これから社会人として働いていく上で大切なマインドは」「面接において自分のスキルや経験が重要なのか」「相手の立場を考えるコツ」などについて回答していただきました。
20250324中野先生(金曜日の大人達)⑤ 山口 文隆 氏
山口氏からは、まず学生時代の経験や社会人として身につけてきたスキルについてお話しいただき、入社後、債権回収業務課に配属され、不安や劣等感に悩む中で「仕事の価値は“何をやるか”ではなく“どうやるか”にある」と気づいたと話していただきました。そして、工夫を重ね続け、RPA(自動化ロボット)のスキルを習得し、社内業務の自動化プロジェクトを推進するなど、業務の自動化を実現。その後、法人営業部から憧れの人事部に異動され、組織全体の俯瞰力、人材育成力、周囲を巻き込む調整力、人間関係構築力などを磨かれました。そして、仕事の楽しさなどを、リアルな体験も交えながら、学生に寄り添ったお話をいただき、とても充実した講演会となりました。
20250324中野先生(金曜日の大人達)②
20250324中野先生(金曜日の大人達)④
受講した学生からは、山口氏のお話の中にあった「大事なのは『何をやる』ではなく『どうやるか』を意識することで付加価値が生まれる」という言葉や「時間を大事にすること。今しかできないことに全力を注ぐこと。」という言葉が強く残ったという声が多くありました。(以下は受講したゼミ生の感想です)
  • すぐ実践できるものとして、1日1時間早く起きることで、1年で300時間使えることになることを再確認 し、早く起きることの1日の重要性を実感しました。これから早く起きることを念頭に置き、休みの日でも意識できるようになったと感じた。実際に翌日から2時間早く起きることができました。(1年 鈴木翔真さん)
  • お話を聞く前は、結果や内容(リーダーや代表をやったなど)を重視した方が面接官には響くだろうと 思っていました。しかしお話を聞き、面接ではどう取り組んだのかなどの過程が大事であり具体的な 取り組みやどのくらい成果が出たのかなどの数字を伝えることや、身だしなみをしっかり整えることで面接官に好印象を与えると聞き、面接に取り組む時に重要にしたいと思いました。(2年 岸田颯太さん)
  • 大事なのは「何をやるのか」ではなく「どうやるのか」と言う話では、これから何を取り組むにも考えさせられ将来役に立つと思いました。これから、やりたくないけどやるしかない事が出てくると思いますが、この考え方を頭に念頭に置き頑張っていきたいです。(3年 大貫公平さん)
  • 社会人4~6年目の営業時代に意識した三要素です。「①組織のために」「②みんなを巻き込む」「③ 相手が欲しいものを」の三要素で、①は自分のノルマだけでなく他の商品・後輩など全体を俯瞰す る、②は事務の人と良好な関係を築く、③はいわゆるマーケットインのことでした。私自身が営業職 の内定をもらっているため、この三要素は心に留める必要があると感じました。特に②は、頼るべきときにしっかり頼れるように、普段からの関係構築を意識したいと思いました。(4年 髙濱爽明さん)   
中野ゼミのテーマは「情報技術の活用を学ぶ -その応用と教養の形成-」です。「情報技術の活用」を軸としながらも「自分の人生をより楽しくする」ことを根底におき、プロモーションビデオの制作や時事問題考究など、様々な研究活動を行っています。
 
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