CGU NEWS
2025.07.22
商学部
中野ゼミ「大人たちの金曜日」実施報告
7月12日(土)、商学部 中野 健秀 教授のゼミ生(演習Ⅰ~演習Ⅲ)を対象に「大人たちの金曜日(第67回)」が行われました。中野ゼミの「大人たちの金曜日」とは、ゼミ生たちのキャリアについての視野を広げ、考えを深めることを目的とし、さまざまな業界の社会人をお招きして現在の仕事と過去の経験をざっくばらんにお話しいただく会です。
今回は、前徳島市長、日本テーマパーク開発株式会社 代表取締役の内藤 佐和子氏にお越しいただきました。内藤氏は、学生時代に徳島県と地域活性化コンテストを企画し、そこからまちづくりの道へ。 2020年4月から2024年4月まで徳島市長を務められました。現在はテーマパークや別荘・ホテル事業をはじめ、「社会課題をビジネスで解決する!」 をキーワードにさまざまな社会課題にも取り組んでいます。
今回は、前徳島市長、日本テーマパーク開発株式会社 代表取締役の内藤 佐和子氏にお越しいただきました。内藤氏は、学生時代に徳島県と地域活性化コンテストを企画し、そこからまちづくりの道へ。 2020年4月から2024年4月まで徳島市長を務められました。現在はテーマパークや別荘・ホテル事業をはじめ、「社会課題をビジネスで解決する!」 をキーワードにさまざまな社会課題にも取り組んでいます。

講演では、「なんで?」という問いを投げかけ続けることで、当初は不可能だと思われていた事業が実現したというエピソードが紹介されました。さらに、「嫌われる覚悟を持ってでも、やるべきことをやる」という信念や、意思を貫く強さが語られ、変革に挑む姿勢の重要性が伝えられました。 また、迅速な判断によって事業を加速させた経験や、挑戦する環境づくりの必要性、「失敗してもすべてが失われるわけではない」という視点などが共有され、学生達は多様な視点から行動力とリーダーシップを学びました。 さらに、難病を乗り越えて自らの価値観と向き合い、再び歩みを進めたご自身の体験も語られ、「行動すること」「立ち上がる力」の意味に触れる貴重な講演となりました。


(以下は受講したゼミ生の感想です)
- ハイスピードな判断によって、人の何倍もの時間を有効に活用できるのだと感じました。こうした考え方が「リーダーシップがある」と周囲から見られ、まわりの人たちの動きも自然と早くなっていくのだと思います。その結果として、市が何十年も進められなかった事業を、わずか4年間で達成できたことにつながったのではないかと感じました。早い判断はチャンスを逃さないためにも大切であり、 私自身も素早い判断を心がけていきたいと思いました。(2年 井上 世一さん )
- 難病になり、最初は絶望していたが、切り替え経営者と交流をし、ビジネスを学ぶという話。すぐに 切り替える部分もすごいと感じたが、行動を起こすことが重要で落ち込んでもすぐに立ち上がる自分への意識づくりの手掛かりとなるように感じました。(2年 鈴木 翔真さん )
- 政治家に対するイメージが大きく変わりました。政治家とは、支持者の顔色をうかがい、選挙で勝利することが重要な仕事なのだと考えていました。しかし内藤さんの「市長として嫌われてもいい」とい う一言が、この政治家へのイメージを大きく変え、真の政治家とは目先の人気よりも社会を考えて行 動する人なのだと感じました。(3年 鈴木 空さん)
- 他人のこと、地域のことを自分が何とかしなければいけないというマインドを常に持っている人だと 感じ、自分中心ではない考えは大切だと感じました。自分だけの成長や成功に価値を置きがちですが、周りの成長への貢献にも価値を見出すことが出来たことは大きな成長だと感じました。(3年 阿部 柊一さん)
- なんで?と聞き続ける大切さです。最初は無理だと言っていた人たちも、なんで?と聞き続けること により、最終的にできるというようになったという話が強く印象的でした。私が将来進もうとしている業界でも、チーム内でのコミュニケーションが非常に大切なものとなるので、なんで?を聞き続けることは将来とても役立ちそうだと思いました。(4年 富田 海勝さん)