CGU NEWS
2025.09.04
法学部
三宅ゼミ「東京家庭裁判所庁舎見学」報告
8月27日に法学部 三宅篤子教授のゼミ生10名(1年生3名、3年生7名)が、東京家庭裁判所庁舎に見学へ行きました。
今回の見学は、家庭裁判所の実務を理解し、法学の学びをより深めることを目的としたものです。
当日は、まず家事調停室、家事審判室、家事法廷室、児童室、少年審判室を見学させていただきました。そして、家庭裁判所調査官による講義を受けた後、ゼミで家庭裁判所に関する予習をした上裁判所に事前提出した質問事項に対して、丁寧にご回答をいただき、学生たちにとって理解を深める有意義な時間となりました。
今回の見学は、家庭裁判所の実務を理解し、法学の学びをより深めることを目的としたものです。
当日は、まず家事調停室、家事審判室、家事法廷室、児童室、少年審判室を見学させていただきました。そして、家庭裁判所調査官による講義を受けた後、ゼミで家庭裁判所に関する予習をした上裁判所に事前提出した質問事項に対して、丁寧にご回答をいただき、学生たちにとって理解を深める有意義な時間となりました。

【参加したゼミ生からの報告】
●調停室について(3年 小野慶太さん)
裁判所が関与しつつ、当事者に自主的紛争解決を促す調停をおこなうための部屋です。調停室は東京家庭裁判所には100室以上用意されており、毎日全部屋埋まるほど多くの問い合わせがあるそうです。全ての部屋には絵画が飾られていて、落ち着いた雰囲気の中で話しやすいよう環境を整えているそうです。
●家事審判室(3年 高橋美咲さん)
家事事件について裁判所が判断をしますが、公開はされない家事審判が行われる部屋です。
●家事法廷室(3年 高橋美咲さん・同匿名希望者)
他の部屋とは異なり、裁判官席が一段高く設計されていました。法廷では、実際に裁判官の椅子に座り、そこから見える当事者との目線の位置や距離感等を肌で感じました。裁判は原則として公開されるので部屋の後方には傍聴席が設けられていて、離婚訴訟を控えた当事者が予習をするために傍聴するケースもあるそうです。
●児童室について(3年 藤井愛可さん)
家庭裁判所調査官が小学生以下の子どもと遊びながら話を聴いたり、親権者になれなかった親と子どもが面会する様子を伺うために使われています。床にマットが敷かれた部屋に靴を脱いで入室すると、子どもが遊ぶためのおもちゃやぬいぐるみ、絵本などが置かれています。また児童室の様子は隣室でマジックミラー越しに確認することが出来るほか、ビデオカメラの映像でも確認することができます。
●少年審判室(3年 片野翔太さん)
非行を犯したとされる少年に対し、その非行の事実を確認し、少年の更生を目的として適切な処分を決定する手続がおこなわれる部屋です。審判を受ける少年が裁判官と目線が合いやすいように、 裁判官の席は高くなっていませんでした。実際に少年のための椅子に座ってみましたが、裁判官との目線の合いやすさを実感しました。また、裁判官は法服を着用せず、少年の更生や健全な育成を目的として、緊張感はあるけれども威圧感を与えない工夫がなされていると思いました。
●家庭裁判所調査官の講義(3年 匿名希望者)
少年事件や家事事件における調査官のお仕事の内容を、架空の例をあげて説明してくださいました。
最後に、今年度4月に着任したばかりの若手人事課職員の方から、裁判官や調査官以外で裁判所内でお仕事をする書記官や事務官の役割についてお話をいただきました。学生たちにとって、裁判所での多様な職種を知る貴重な機会となり、学生が卒業後の就職先を選択する際の参考になりました。
●調停室について(3年 小野慶太さん)
裁判所が関与しつつ、当事者に自主的紛争解決を促す調停をおこなうための部屋です。調停室は東京家庭裁判所には100室以上用意されており、毎日全部屋埋まるほど多くの問い合わせがあるそうです。全ての部屋には絵画が飾られていて、落ち着いた雰囲気の中で話しやすいよう環境を整えているそうです。
●家事審判室(3年 高橋美咲さん)
家事事件について裁判所が判断をしますが、公開はされない家事審判が行われる部屋です。
●家事法廷室(3年 高橋美咲さん・同匿名希望者)
他の部屋とは異なり、裁判官席が一段高く設計されていました。法廷では、実際に裁判官の椅子に座り、そこから見える当事者との目線の位置や距離感等を肌で感じました。裁判は原則として公開されるので部屋の後方には傍聴席が設けられていて、離婚訴訟を控えた当事者が予習をするために傍聴するケースもあるそうです。
●児童室について(3年 藤井愛可さん)
家庭裁判所調査官が小学生以下の子どもと遊びながら話を聴いたり、親権者になれなかった親と子どもが面会する様子を伺うために使われています。床にマットが敷かれた部屋に靴を脱いで入室すると、子どもが遊ぶためのおもちゃやぬいぐるみ、絵本などが置かれています。また児童室の様子は隣室でマジックミラー越しに確認することが出来るほか、ビデオカメラの映像でも確認することができます。
●少年審判室(3年 片野翔太さん)
非行を犯したとされる少年に対し、その非行の事実を確認し、少年の更生を目的として適切な処分を決定する手続がおこなわれる部屋です。審判を受ける少年が裁判官と目線が合いやすいように、 裁判官の席は高くなっていませんでした。実際に少年のための椅子に座ってみましたが、裁判官との目線の合いやすさを実感しました。また、裁判官は法服を着用せず、少年の更生や健全な育成を目的として、緊張感はあるけれども威圧感を与えない工夫がなされていると思いました。
●家庭裁判所調査官の講義(3年 匿名希望者)
少年事件や家事事件における調査官のお仕事の内容を、架空の例をあげて説明してくださいました。
最後に、今年度4月に着任したばかりの若手人事課職員の方から、裁判官や調査官以外で裁判所内でお仕事をする書記官や事務官の役割についてお話をいただきました。学生たちにとって、裁判所での多様な職種を知る貴重な機会となり、学生が卒業後の就職先を選択する際の参考になりました。