法学部 法学科
Faculty of Law

三宅 篤子 ゼミ

良好な人間関係を築くために、紛争回避の方法を考えよう
 
ゼミナールテーマ
民法の知識を整理整頓し、紛争解決や回避の方法を考え、仲間と討論しながら法律的思考を身につけましょう。また、近年、社会の推移に伴い、民法が改正されています。本演習では、判例を通して法律を学ぶとともに、今、学生さんたちがどのような社会で生きているのかを探究します。

先生のコメント
法律を学ぶ目的は、紛争を回避し、良好な人間関係を築くことであり、決して、他人との紛争に勝つためではありません。また、演習の授業では、教員や友人との関係が密接になります。人の気持ちを察して、言葉を選んで話す練習をし、遅刻をしない等のマナーを守ることによって、自己管理の練習をすることもできます。長い人生を楽しく過ごすためにも、良い習慣を身につけ、友人を作りましょう。
三宅篤子先生
三宅 篤子 MIYAKE Atsuko
教授 / 修士(法学)
教員紹介
内容
家族法は、戦前においては「家」制度を、戦後は近代家族(核家族)をモデルとして制度設計されていました。現代は家族が多様化したと言われます。 具体的に課題となっているのは、夫婦別姓制度、同性婚、ドメスティックバイオレンス・児童虐待 、生殖補助医療と親子法、嫡出推定制度と親子DNA鑑定、父母離婚後の共同親権 ・面会交流 ・子どもの養育費 ・子の奪い合い紛争 、特別養子縁組 ・里親 、成年後見制度(市民後見人)、遺言制度 等です。 そこで、本演習では、家族法の基本を踏まえた上で、このような課題の情報を収集し、整理・分析して解決して、家族を支援するための研究をします。
年間スケジュール
家族法の基本を確認し、興味のある家族法の課題を新聞、書籍、判例などを参照しながら考えてまとめ、プレゼンテーションをします。報告者が報告し、他のゼミ生との活発な討論を通して、テーマに対する理解を深めていただきます。図書館でデーターベースガイダンスを行い、資料収集の方法についても指導します。
民法の理解を深めプレゼンテーション力も身に付ける
ゼミ生代表
三宅ゼミでは、民法判例百選の「総則・物権」「債権」「親族・相続」の中から各自で好きな判例集を選び、その中から判例を研究し発表しています。判例について理解を深めるだけでなく、資料を作成する力やプレゼンテーションをする力も身につけることができます。とても穏やかな雰囲気のゼミです。