CGU NEWS
2025.11.04
法学部
田中啓行 准教授による「熊本県立宇土高校にて出前講座」実施報告
まず、日本語の表記の基準として、内閣告示で「常用漢字表」や「送り仮名の付け方」などの「よりどころ」が示されているが、「個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない」とされていることが確認されました。そのうえで、「よりどころ」もふまえながら、読み手の読みやすさを意識して表記を選択するための基準について具体例を挙げながら説明されました。講義の終盤では、より深く学びたい学生に向けて、研究関連の情報や参考資料が紹介され、今後の学びを広げるきっかけが提供されました。
学生たちからは、「知らなかったことがいっぱいで本当におもしろかった」「受けて良かった」といった前向きな感想が多く寄せられ、文章表現への関心と理解が深まる講義となりました。
【生徒の感想】
・ 漢字、ひらがな、カタカナを上手に使いながら伝えられるようにしていきたい。
・ 将来、国語の教師になるという目標があるので、自分にとって本当に勉強になる内容だった。
・ 今回学んだ内容だけでは満足せず、自分で気になったら、紹介していただいたサイトや本などを活用して知識を深めていきたい。
・ 私達が日常で目にする文字も読みやすいように意図的に書かれていると知ってすごく感動した。
・ 今回の講義を受けて「文字を書く力」の大切さを知ることができた。
・ 日常の中でひらがな、カタカナ、漢字が混合された文章を読んだり、書いていることが当たり前になっていて、細かいことに気付いたことがなかったが、今回の講義で「日本語」というものの、不思議さ、おもしろさ、一方で面倒くささに気付かされた。
・ 今までは、漢字で書けるところは、漢字で書かなければいけないと思っていたけれど、今回の話を聞いて、そうでないことを知ることができたので、これから実践していきたい。


