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2025.11.05
商学部

本学と静岡大学が「中国の方言・無形文化遺産 国際シンポジウム」を共同開催

11月1日(土)・2日(日)、中央学院大学と静岡大学アジア研究センターの共催により、「方言・無形文化遺産国際シンポジウム」が静岡大学にて開催されました。本シンポジウムは本学商学部・王振宇教授が代表を務める科研費プロジェクト(基盤研究C:23K00509)の一環として実施されたものです。

本企画は、中国の方言に関する学術研究と、中国の無形文化遺産である伝統芸能「皮影戯(ピーインシー、影絵)」の舞台公演を融合させた、他に類を見ない国際シンポジウムです。「方言と無形文化遺産の継承」を主題に、日本と中国の研究者・芸術家・一般市民が一堂に会し、学術と芸術が交差する多層的な交流の場が実現しました。
方言・無形文化遺産をめぐる国際シンポジウム⑦
学術セッションでは、王教授が司会を務めました。国内外の研究者による講演・発表が行われ、方言学・民俗学・伝統演劇・地域文化など多岐にわたるテーマが取り上げられました。一部の発表では芸術家による実演も交え、考察と表現が融合した立体的なプレゼンテーションが展開されました。各発表では、地域言語や伝統文化の継承に関わる意義や課題について多角的に論じられ、活発な質疑応答を通して充実した学術交流がなされました。

また、本シンポジウムの呼びかけに応じて、中国湖南省から「平江県花灯皮影劇団」の無形文化遺産の伝承人3名が来日し、日本の影絵芸術家と合同で公演および対談を行いました。会場では、牛やロバの皮を用いて精巧に作られた色鮮やかで貴重な影絵人形が多く展示されています。影絵人形がスクリーンに映し出される中、方言による語りと伝統楽器の生演奏が響きわたり、『三国志』など中国古典物語の世界が生き生きと再現されました。観客は、言語と芸能が融合する舞台芸術を通して、中国伝統文化の息吹に直接触れる貴重な体験を得られました。
方言・無形文化遺産をめぐる国際シンポジウム⑥
さらに、会場では一般来場者向けの影絵制作ワークショップも実施され、小学生から高齢者まで幅広い世代の参加が見られました。参加者は、自ら影絵人形を作り、それを動かしてみるという体験を通して、中国の伝統芸能の魅力を身近に感じていました。

今回のシンポジウムは、学術的な探究と芸術体験を融合させた新たな国際交流のかたちとして、大学関係者や研究者のみならず、地域住民、留学生、文化芸術に関心を持つ多くの来場者から高く評価されました。専門分野、国境、世代を超えた「文化をめぐる対話の場」が実現されたと確信しました。

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  • 方言・無形文化遺産をめぐる国際シンポジウム①
    方言・無形文化遺産をめぐる国際シンポジウム②
    方言・無形文化遺産をめぐる国際シンポジウム⑤
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