学生へのメッセージ
生きることは考えること。
フランスの思想家パスカルは『人間は考える葦である』と言いました。考えることこそが人間の強さであり、人間の尊厳は考えることにこそある、と。
人間らしく生きるために、皆さんも常に考え続けるようにしてください。
出身大学 | 慶應義塾大学 文学部 英米文学専攻 |
最終学歴 | 慶應義塾大学大学院 文学研究科 英米文学専攻 博士課程 修了 |
取得学位 | - 2005年:学士(文学)
- 2007年:修士(文学)
- 2015年:博士(文学)
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専門分野 | |
主な担当科目 | |
所属学会 | - 日本英文学会
- 日本アメリカ文学会
- 日本ポー学会
- 日本ヘンリー・ジェイムズ協会
- Henry James Society
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現在の研究テーマ | - ヘンリー・ジェイムズ作品における幽霊・帝国主義・モダニティ
19世紀後半から20世紀前半にかけて、アメリカからイギリスに渡って活動した小説家がヘンリー・ジェイムズです。人間の意識の流れを小説に描き出すことを試みたその作品には、当時の帝国主義の進展に伴う生活の変化や国際的な緊張が人々にもたらした影響も読み取ることができます。例えば、彼が描く幽霊に、社会のあり方の変化に対する人々の不安感が表れている、といったように。私の研究は、こうした社会変化の影響をジェイムズ作品の中に探り出すことを目的とするものです。 |
主な教育・研究実績 | - 著書(共著・分担執筆)『アメリカ文学と大統領―文学史と文化史』(大串尚代・佐藤光重・常山菜穂子編、南雲堂、2023年)
- 著書(共著・分担執筆)『脱領域・脱構築・脱半球―二一世紀人文学のために』(下河辺美知子・越智博美・後藤和彦・原田範行編、小鳥遊書房、2021年)
- 著書(共著・分担執筆)『ヘンリー・ジェイムズ、いま―没後百年記念論集』(里見繁美・中村善雄・難波江仁美編、英宝社、2016年)
- 論文(単著)「『幽霊の家賃』における黒い案内人」(『中央学院大学人間・自然論叢』第54号、2023年)
- 論文(単著)「『ああ、黄金の盃は砕け散った!』―エドガー・アラン・ポーを書き換えるヘンリー・ジェイムズ」(『中央学院大学人間・自然論叢』第50号、2021年)
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関連情報 | |