学生へのメッセージ
「たくさん学び、たくさん忘れ、それでも残ったものがあなたの財産です。」
出身大学 | 早稲田大学 教育学部 国語国文学科 |
最終学歴 | 早稲田大学大学院 文学研究科 日本語・日本文化専攻 博士後期課程 単位取得退学 |
取得学位 | |
専門分野 | |
主な担当科目 | |
所属学会 | - 日本文体論学会
- 表現学会
- 早稲田大学国文学会
- 日本語教育学会
- 早稲田大学日本語学会
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現在の研究テーマ | - 料理レシピで作業を指示するオノマトペ
- 文学作品の文体研究(幸田文・三島由紀夫)
- 広告の表現分析
文体論・表現論・レトリック(修辞学)を専門としています。初めて聞く分野かもしれませんが、難しく考えないでください。きれいな字を書きたいと思ったことはありませんか。なぜ人はひとりひとり、書く文字の形に違いが出るのでしょうか。それと同じように、文章にもその人その人の個性が出ます。これを解き明かすのが文体論です。また、子供ができるとよい名前をつけようと頭をひねります。少しでもかわいらしい、かっこいい響きを、幸せになるような字を選び、画数にも気を配ります。これは表現論の領域です。マスカラの広告に「天まで届け!」と書く大げささは、誇張法というレトリックです。こんな身近なことばの世界が、私のフィールドなのです。 |
主な教育・研究実績 | - 著書(執筆・編集協力)『日本語 文章・文体・表現事典』(朝倉書店、2011年)
- 著書(共著)「第三章 文法と表現」『品詞別 学校文法講座』第七巻 品詞論の周辺―敬語・仮名遣いほか(明治書院、2015年)
- 論文「マンション広告の文体」(日本文体論学会『文体論研究』第65号 p.73-81、2019年3月)
- 論文「めくるめく「雪国」変奏 ―文体はいかに模写されたか―」(「ユリイカ」特集 : 和田誠 1936-2019 52巻1号 p.259-267、2020年1月)
- 論文「レシピのオノマトペ ―調理の手法を伝える表現―」(ポリー・ザトラウスキー編『五感で楽しむ食の日本語』くろしお出版 p.44-65、2021年12月)
- 論文「幸田文の「工夫」―書くためのことばとは—」(「ユリイカ」特集 : 幸田文生誕120年 56巻8号 p.97-106、2024年7月)
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関連情報 | |