水藤 新子


水藤 新子 / SUITO Shinko
教授
水藤 新子先生
学生へのメッセージ
「たくさん学び、たくさん忘れ、それでも残ったものがあなたの財産です。」
出身大学早稲田大学 教育学部 国語国文学科
最終学歴早稲田大学大学院 文学研究科 日本語・日本文化専攻 博士後期課程 単位取得退学
取得学位
  • 1988年:学士(文学)
  • 1993年:修士(文学)
専門分野
  • 日本語学
  • 表現論
  • 文体論
主な担当科目
  • 日本語表現I・II
  • 日本語理解1・2
  • 日本事情A・B
所属学会
  • 日本文体論学会
  • 表現学会
  • 早稲田大学国文学会
  • 日本語教育学会
  • 早稲田大学日本語学会
現在の研究テーマ
  • 料理レシピで作業を指示するオノマトペ
  • 文学作品の文体研究(幸田文・三島由紀夫)
  • 広告の表現分析
文体論・表現論・レトリック(修辞学)を専門としています。初めて聞く分野かもしれませんが、難しく考えないでください。きれいな字を書きたいと思ったことはありませんか。なぜ人はひとりひとり、書く文字の形に違いが出るのでしょうか。それと同じように、文章にもその人その人の個性が出ます。これを解き明かすのが文体論です。また、子供ができるとよい名前をつけようと頭をひねります。少しでもかわいらしい、かっこいい響きを、幸せになるような字を選び、画数にも気を配ります。これは表現論の領域です。マスカラの広告に「天まで届け!」と書く大げささは、誇張法というレトリックです。こんな身近なことばの世界が、私のフィールドなのです。
主な教育・研究実績
  • 著書(執筆・編集協力)『日本語 文章・文体・表現事典』(朝倉書店、2011年)
  • 著書(共著)「第三章 文法と表現」『品詞別 学校文法講座』第七巻 品詞論の周辺―敬語・仮名遣いほか(明治書院、2015年)
  • 論文「マンション広告の文体」(日本文体論学会『文体論研究』第65号 p.73-81、2019年3月)
  • 論文「めくるめく「雪国」変奏 ―文体はいかに模写されたか―」(「ユリイカ」特集 : 和田誠 1936-2019 52巻1号 p.259-267、2020年1月)
  • 論文「レシピのオノマトペ ―調理の手法を伝える表現―」(ポリー・ザトラウスキー編『五感で楽しむ食の日本語』くろしお出版 p.44-65、2021年12月)
  • 論文「幸田文の「工夫」―書くためのことばとは—」(「ユリイカ」特集 : 幸田文生誕120年 56巻8号 p.97-106、2024年7月)            
関連情報