フィールドスタディーズコース

フィールドスタディーズコース
現代社会が抱えている諸問題を「フィールド(現場)」の視点に立ちながら解決方法を探ります

フィールドスタディーズコースの学び

[将来の進路]
◉中学・高校教員 ◉国家・地方公務員 ◉NPO・NGO職員 ◉公益法人・独立行政法人職員 ◉シンクタンク研究員 ◉各種企業 など

自ら体験し考える力

地球温暖化や国際紛争、震災と文化財保存、エネルギー問題など、現代社会の問題を、「地域」「環境」「平和」の3つの視点から考察。未来のこどもたちが幸せに生活できる社会を実現するために必要なことは何か。法学の基礎を修得した上で、現場に自ら足を運び、原因と解決法を追究します。
フィールドスタディーズコースの学び

自分で調べ発表する力

1年次から必修の「演習」で自らのテーマを掘り下げていき、「情報処理力」や「取材交渉力」を身につけます。さらにレポート提出や発表の機会を多く持つことで「プレゼンテーション力」や「課題解決力」も養成。相手の立場で考え、伝える力が身につくので、社会のどの分野でも役立てることができます。

少人数による深い学び

教員と学生の距離が近く、きめ細かな少人数教育を受けることができます。学生一人ひとりの興味や関心に合わせた指導で、世の中の役に立ちたいという「意志」と幅広い分野の知見を深めたいという「好奇心」を大切に育みます。中学・高校の社会科教員やNPO・NGO法人への就職もサポートします。
白水フィルスタ
フィールドスタディーズコースでは、コースの情報や学生の様子などをブログで発信しています。
普段なかなか見ることのできない「フィルスタコース」の日常を、ぜひご覧ください!

気になるテーマを、自分の足で探求する。それがこのコースの魅力です。
白井 里奈さん
フィールドスタディーズコース
東京都立篠崎高校出身
フィールドスタディーズコース2022
学ぶテーマに合わせて現地に赴き、体験して学ぶというコースの特長にひかれ、このコースを選びました。入学してすぐにフィールドワークの合宿があるため、コースの人たちと仲良くなるきっかけがあるのもこのコースの魅力だと思います。私が一番印象に残っているのは、「フィールドワーク実践」という授業。この授業では自ら課題を発見し、解決に向けて企業にアポイントを取ってインタビューをしたり、アンケートを取ったりします。社会に向けて何かを発信していくことは難しいですが、物怖じせずに課題に取り組むことで、これまでにない達成感を味わうことができました。皆さんもフィールドワークを通して、自分の知的好奇心を高めてみませんか?

授業紹介

テーマ演習

テーマ演習
自ら地域に出向き歩く・見る・考えるを実践します。

様々な地域の様々なテーマを研究するゼミナールです。地域社会の基盤をなすのは法律であり、テーマごとに関連する法律があるので、それを踏まえた上で地域研究を行っていきます。私のテーマ演習では、10年以上にわたり、瀬戸内海の「豊島(てしま)」で現地調査を重ねてきました。産業廃棄物の不法投棄の島として有名になったところですが、住民たちがどのように対処してきたのかを学びます。法学部の学生でも、六法全書を読むだけではなく、生活の現場に出かけて「歩く・見る・考える」を実践し、様々な地域があることを知ってもらいたいと思います。

平和学

平和学
平和がどれほど尊いものであるのか、もう一度、考えてみましょう。

平和学は社会科学の他の領域とも協力しながら「戦争の原因と平和の条件」を考える学問です。グローバル化が進展する社会においては、地球温暖化の進行、貧困と経済格差、内戦や地域紛争などの問題が山積しており、こうした課題にも対応できる新しい平和学のあり方も考察していきます。また、講義だけにとどまらず、「平和学特別企画」を実施し、戦争の経験者や平和を守る活動に取り組む人々から話を聞く機会を設けています。戦争を知らない世代が増えているからこそ、平和がどれ
ほど尊いものか、平和な世界をどのようにつないでいくのか、ともに学んでいきましょう。