学生へのメッセージ
「大学は、専門的な知識を与えるだけではなく、様々な問題を自分の頭で考え、自分なりの価値観で判断し、行動できる人間を養うところです。4年間、社会における法の役割に関心を持ちながら、自分の可能性を信じて大きな目標に向かって進んでいくことを願っています。」
出身大学 |
上智大学 法学部 法律学科 |
最終学歴 |
上智大学大学院 法学研究科 博士後期課程 単位取得退学 |
取得学位 |
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専門分野 |
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主な担当科目 |
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所属学会 |
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現在の研究テーマ |
医療行為の特殊性故に過失の有無の認定が難しい医療事故の多くは、従来民事裁判で処理され、刑事処罰の対象にはならなかったのですが、近年患者側が医療事故に敏感になり刑事裁判に訴えたり、単純なミスから患者を死傷に至らしめるケースも増えてきたことから、医療関係者に対して業務上過失致死傷罪の成立を認めるケースも出てきました。しかし、これは医師にとり脅威であり、萎縮医療の危険性を招きかねません。そこで、私は様々な医療分野(チーム医療、美容整形、歯科医療等)を取り上げ、医療行為の特殊性や刑事処罰を科すことのデメリットを考慮したうえで、医療界の理解が得られるような刑事処罰のあり方について研究しています。 |
主な教育・研究実績 |
- 論文「美容整形手術と未成年者の同意」高橋則夫・山口厚・井田良・川出敏裕・岡田好史編『日高義博先生古稀祝賀論文集 上巻』成文堂(2018)
- 論文「薬の服用事故と薬剤師の刑事責任」『中央学院大学法学論叢』 第30巻第2号(宇都宮充夫教授退職記念号)(2017)
- 論文「治験における被験者保護」 『中央学院大学法学論叢』 第29巻第2号(法学部創設30周年記念号)(2016)
- 論文「宗教上の理由による輸血拒否と医師の刑事責任」 岩瀬徹・中森喜彦・西田典之編『町野朔先生古稀記念 刑事法・医事法の新たな展開 下巻』信山社(2014)
- 論文「歯科医の刑事責任」 『中央学院大学法学論叢』 第26巻第1・2号(2013)
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関連情報 |
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