CGU NEWS
2023.06.06
現代教養学部
【メディア情報】内閣府ウェブサイトに林健一教授のICT教育事例が掲載
現代教養学部では、地域社会の問題・課題を理解するとともに、これらを解決する能力を養成するため、ICTを活用した教育に力を入れていますが、林先生は、統計により身近な地域の姿や課題を探求し、その解決策を模索するためのツールとして、RESASを活用した講義を行っています。
RESASは、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するため、経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局が提供するシステムですが、「地域連携講座」では、このシステムの操作方法を学び、我孫子市の地域産業や経済循環を題材としてデータ分析に取り組んでいます。また、学生たちの選択した地域について、RESASを活用した分析を行い、レポートとして提出することが、学年末試験の課題とされています。
こうしたカリキュラムを通して、タブレットPCなどICT機器の利活用方法を学ぶだけでなく、公的統計などのデータや根拠に基づいて身近な地域の姿や課題を探究し、エビデンスに基づいた解決策の提示や意思決定を行うために必要なスキルを学生に身に付けてもらいたいと、林先生は話されていました。
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「身近な地域」への関心を高め理解を深めるための大学教育の展開と課題 - 地域経済分析システム(RESAS)の活用を中心に -(現代教養論叢4巻2号)
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林先生は「地域ブランドを活用した地域再生」を現在の研究テーマとしており、現代教養学部では「地域連携講座」、「地域と社会」などの授業を担当しています。
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