CGU NEWS
2024.12.03
法学部

大島ゼミ「AIとの上手な付き合い方特別講演会」実施報告

11月20日(水)、法学部 大島幸先生の「基礎演習Ⅰ(1年生ゼミ)」において、一般社団法人AIガバナンス協会理事の佐久間 弘明(さくま ひろあき)氏による特別講演会を実施しました。
6月に実施した特別講演会「ニュースの裏側」に引き続き、法学部教員の連携のもと、他のゼミも多数参加して開催されました。

近年、生成AI(以下、「AI」と記載。Artificial Intelligence、人工知能を意味する。)の流行が、社会に大きな変化をもたらしています。多くの企業が成長戦略の中に「AI活用」を位置づけているほか、県庁・市役所などの地方自治体においてもAIの活用が進んでいます。その一方で、AIがもたらすリスクも社会的に注目されるようになってきました。
20241120大島先生(AIとの上手な付き合い方)2一般社団法人AIガバナンス協会理事 佐久間 弘明 氏
講演の冒頭、佐久間さんは、「色々な場所で、AI活用が今や『新常識』になっている」と、学生に語りかけました。そして、学生がAIをどのように捉え、活用していけば良いのか、使用する際の注意点や具体的アドバイスについても、お話いただきました。

「では自分の代わりにAIに答えてもらいましょうか」と、佐久間さんは時折、その場で実際にAIに具体的な質問を投げかけ、AIの回答ぶりを示してくださいました。臨場感のあるデモンストレーションを交えたご説明により、今までAIに対して漠然としたイメージを持っていたという学生からも、「AIをより身近な存在として理解し、自分事として考える機会になった」との感想が寄せられました。
20241120大島先生(AIとの上手な付き合い方)4
大島ゼミに所属する1年生は、講演会の運営スタッフも担っており、以下のような感想がありました。
  • 廣住啓太さん(司会)
「今回の講演会で、AIは上手に使うことができれば私たちの生活を豊かにしてくれますが、使い方を誤ると、著作権侵害などの大きな問題に繋がる可能性があるとわかりました。佐久間先生が仰っていた、『具体的に、段階的に、ロールプレイをする』ということを活かして、これからAIと上手く向き合っていきたいと思います。」
  • 石橋若菜さん(会場案内係)
「特に印象に残ったのは、AIの出す情報が必ずしも正しいとは限らないということです。AIの学習データや質問の仕方などによって、誤情報や偏見を含んだ差別的な情報が出力されてしまう可能性があることが学べました。その特性を正しく理解し、適切に活用していきたいです。また、AIの出した情報に対しては、鵜呑みにせず、まず情報源を確認するなど、必ず自分で検証することを習慣化していきたいと思います。」

20241120大島先生(AIとの上手な付き合い方)1
20241120大島先生(AIとの上手な付き合い方)3講演会の運営スタッフを担った大島ゼミ生と佐久間氏(後列左から3番目)
<お問い合わせ先>
部署:企画課
電話:04-7183-6517