法学部 法学科
Faculty of Law

司法コース

司法コース

法律を全般的に学び、生きるために必要な普遍的な力を育てます

司法コースの学び

[将来の進路]
◉弁護士・裁判官・検察官 ◉司法書士 ◉社会保険労務士 ◉国家・地方公務員 ◉警察官・消防官 ◉各種企業(法務) ◉不動産業 ◉金融関係 ◉法律事務所スタッフ など

 

法に精通する教養人へ

「法律」を学ぶことは「生きる力」を学ぶこと。法の専門知識を幅広く修得し、学んだ知識を様々な法律関連職(弁護士、検察官、司法書士、行政書士など)に活用する「応用力」、相手の人間性や主張を見極める「洞察力」も養成。広い視野を持った、法律に精通する教養豊かな社会人を育てます。

司法コースの学び

社会で役立つ法的思考力

現代社会が直面する問題を法的な思考力で解決する「リーガル・マインド」を育てます。相手の意見に耳を傾け、論理的に説得する技術を身につけます。「リーガル・マインド」は、時代や社会の変化に決して左右されることのないコミュニケーション能力のひとつ。将来どんな道に進んでも役に立つ力です。

多彩な分野へ実力ある人材を

裁判官、弁護士、検察官といった法曹界はもちろん、司法書士、弁理士、行政書士といった法律専門職から公務員や一般企業にいたるまで、多種多様な人材の輩出を目指しています。法学検定や宅地建物取引士などの資格試験対策も充実。将来に向けた多彩な選択肢が学びながら見つかります。
出来事を多角的に捉え、
柔軟に判断する力が養えます。
國府田 大輝さん
司法コース
茨城県私立つくば秀英高校出身
司法コース2022
高校生の時に司法書士の仕事に触れる機会があり法律に興味をもちました。さらに、親戚が公務員をしており地元のために様々な仕事をしている話を聞き、自分も法律の知識を身につけて働きたいと考え司法コースを選択しました。民法の判例を学ぶうちに、物事はどちらか一方が良い、悪いと決められるものではなく、一部は正しい、一部は良くない、どちらとも言えないなど、いろいろな側面があることを知りました。全体を広い視野で捉えて柔軟な判断をすることが必要だと思えるようになったことで、自分自身の人との付き合い方も、幅が広がったように感じます。これからは公務員をはじめ、司法書士やほかの分野も見据えながら法律の知識を深め、将来に役立てたいと思います。

授業紹介

民事訴訟法
 

五百田 俊治 教授

民事訴訟論

誰にでも起こりうる民事裁判とはどういうものなのかを学びます。

民事訴訟法の基本原理と実務の運用について学んでいきます。授業では、抽象論をなるべく避け、演習問題を多数検討しながら、実務上の問題点を具体的に学修。民事裁判の実態と基本的な考え方を身につけ、また、立証についての問題点などを考えていきます。それにより、民事裁判とはどういうものなのか、裁判所はどのような考え方をするのかを理解できるようになります。図表や実務資料などを見ながら理解を深めるとともに、弁護士としての様々な実務体験についての話を織り交ぜるなど、学生に身近に感じてもらえるような授業を行っています。

憲法Ⅰ

野口 健格 准教授

憲法Ⅰ

憲法で保障されている人権そのままに、自分らしく楽しく学びましょう。

国家の基本法である憲法は「人権」と「統治」に大別されますが、この授業では、人権領域の憲法で保障されている個人の権利について、論点ごとに具体的に学んでいきます。憲法は抽象規範といわれるように、条文を読んだだけでは何が重要なのかわからないこともあるので、できるだけイメージしやすい事例を紹介しながら進めていきます。また、憲法を学ぶことで、市民としての人権感覚とリーガル・マインド(法的思考力)を養います。さらに、憲法や人権が存在する背景や条文の法的解釈を学んでいくことで本当の意味での憲法の知識を身につけてください。