法学部 法学科
Faculty of Law

田中 啓行 ゼミ

日本語を通じて人や社会を考える
ゼミナールテーマ
日本語学に関する知識、日本語や表現を研究するための手法を学ぶ

先生のコメント
法学部で「日本語が専門のゼミ」というと変な感じがするかもしれません。「文学部じゃないの?」と思う人もいるでしょう。しかし、裁判でも議会でも役所でも多くの文書が作成され、多くの人が言葉でコミュニケーションを取りながら仕事をしています。法学や行政学を学ぶため、また、こういった分野の仕事に就くために、言葉について深く考えることができる力は重要です。
日本語の研究にはさまざまな分野や方法があります。このゼミでは、ゼミ生自身がやりたいことを大事にして、意見交換をしながら、取り上げるテーマやゼミの進め方などを決め、ゼミを作り上げています。
田中啓行先生
田中 啓行 TANAKA Hiroyuki
准教授 / 修士(文学)
教員紹介
内容
このゼミは3年生、4年生を対象にしています。まず、「日本語」をゼミの共通テーマとして、日本語を研究するための手法を学びます。そのうえで、学んだことをもとにして、ゼミ生が自分の興味にあわせて、ゼミレポートで取り組むテーマを自分で決めます。テーマは、法律・行政や社会問題を言葉の側面から考えるようなものから、自分が気になった日本語の表現について掘り下げて考えるようなものまで、幅広く選ぶことができます。
年間スケジュール
3年生は、日本語学に関する知識や研究手法を学びます。前期の最後(7月)に、ゼミ生が自分のテーマについて発表します。後期は、ゼミ生のテーマに合わせて、日本語学の文献を読むなどしてさらに知識を深めます。
4年生は、ゼミレポートの内容を授業で報告します。報告に対する、教員やほかの学生からの意見をふまえて、レポートを修正し、後期の終わりにレポートを完成させます。