内田 瑛 ゼミ


これからの情報教育を考えよう

ゼミナールテーマ
情報教育と教育の情報化

先生のコメント
教育や学習に関するヒトの認知的特性を知ることは、卒業後も学び続け、次の世代を育てる立場になっていく皆さんにとって大変重要です。「教育の情報化」を題材に理解を深めましょう。さらに、プログラミング的思考をはじめとした、教養として必要とされる情報教育とは何かを一緒に考えましょう。
このゼミナールでは、教育や学習をテーマとして共に議論を進め、社会で起こる複雑な問題をシステム的に捉え直す力を身に着けます。
内田 瑛先生
内田 瑛 UCHIDA Hikaru
講師 / 博士(工学)
教員紹介
内容
  • 教育や学習に関する話題を、教育工学のアプローチでシステム的に捉え直し、「情報教育」、「教育の情報化」をキーワードにしたテーマを挙げて議論します。
  • 学術的な知見や研究動向、社会情勢などを踏まえた上でみなさんがディスカッションできるよう、2年次には講義や体験授業を行います。
  • 3年次には、文献を調査したり、分析したりするスキルを身に着け、自分の考えを深めていきます。
  • 4年次には、自らの研究を進め、定期的に進捗報告をします。
年間スケジュール
  • 2年次は理論的知識の修得と、情報教育に関する教材や授業について体験を通して学びます。
  • 3年次春セメスターでは、テーマに沿って、資料を収集したり、それを読み解いたり、自らの考えを発表する練習を繰り返します。
  • 3年次秋セメスターでは、研究を進めるための具体的な方法を学びながら、自らの卒業研究のテーマを絞り込んでいきます。
  • 4年次には卒業研究のテーマを定め、各自で計画を立て、資料を集めるなどして分析を進めていきます。他の学生の進捗報告もよく聞いて、建設的な議論をしましょう。
卒業論文テーマ本ゼミでは情報教育、教育の情報化、情報社会、教育問題に関わる多様なテーマを扱って卒業論文・卒業研究を行うことを基本とします。2024年度は以下のテーマを含む9件の研究が実施されました。
  • 不登校支援に関する地域格差の検証と群馬県への提言
  • グローバル時代における在日外国人に対する文化理解のための日本語教育のあり方
  • 効果的な叱りと褒めの検討および地域支援に関する研究
  • 人とAIの創造性に着目した音楽の在り方に関する検討
  • 学校内外における体験機会の地方格差解消への提言
~キャリア教育と郷土学習に着目して~
  • 文系の強みを活かしたAI人材育成を目指した教育の提案
~多様な価値を生み出すラーニング・ブリッジング態度に着目して~
  • コンピュータを用いるテストの普及とNEXT GIGAに向けた課題の整理
~ペーパーテストと項目反応理論の比較を中心に~
  • 生成AIのリスクを意識した活用法の検討