CGUの教員著書紹介

現代思想 Vol.48-13

  • 共著:法学部教授 川久保 文紀
  • 出版:青土社、2020年9月23日
  • 概要:『現代思想』の特集号「ブラック・ライヴズ・マター」に、拙稿「レイシズムと軍・法執行機関の融合化」が掲載された。他の討議者・執筆者は、酒井直樹コーネル大学教授ほか40余名。白人警察官によるジョージ・フロイド殺害事件に端を発する抗議運動は、全米各地のみならず世界中に広がりをみせ、米国社会における人種差別の病理がいかに根強いものであるのかを示している。拙稿では、トランプ政権の「法と秩序」の背景にある軍・法執行機関の融合化が米国・メキシコ国境地域におけるレイシズムに歴史的な淵源をもつことを、現代の国境の軍事化現象とあわせて検証している。

現代思想48-13

A Post-WTO International Legal Order

  • 共著:現代教養学部教授 中川 淳司
  • 出版: Springer、2020年6月17日
  • 概要:WTO(世界貿易機関)の機能不全が深刻である。貿易交渉のフォーラムとしても、貿易紛争解決のフォーラムとしてもうまく機能しなくなっている。本書は、WTOが全く機能しなくなった世界、WTOが存在すらしなくなった世界を想定し、そこで世界貿易のガバナンスがどのように行われるか、または行われないかを楽観論、悲観論の立場から論じた論考を集めた。本書は、筆者を含む編者が企画して2019年に東京(1月)、ボストン(7月)、ロンドン(10月)で開催した同名の研究集会の成果をまとめたものである。言うまでもなく、本書の意図はどうすればWTOの機能を回復させることができるかを論じることにある。

A_Post-WTO_International_Legal_Order

フランスの歴史を知るための50章

  • 共著:法学部准教授 花房 秀一
  • 出版:明石書店、2020年5月31日
  • 概要:日本列島とヨーロッパの最西端に近いフランスは、ユーラシア世界の対極に位置しています。ところがフランスは、明治維新以降、長いあいだ日本人にとってもっとも馴染み深い国の一つでした。イギリス、アメリカ、ドイツなどと並んで近代化をとげた先進国であり、日本がモデルとすべき国であるとされてきたからです。
    本書は、そんなフランスの歴史を50章に分けて、平易な文章で叙述しています。

     

フランスの歴史を知るための50章

現代地政学辞典

  • 共著(編集委員):法学部教授 川久保 文紀
  • 出版:丸善出版、2020年1月31日
  • 概要:これまで地政学は戦争のイメージが付きまとう学問であった。しかし現代の地政学は、複雑化する空間と政治の結びつきを立体的に読み解く学問へと変貌しつつある。本事典は地球社会が今直面している脅威や課題を取り上げ、国家の枠にとらわれない構図から解決策を模索する「新しい」地政学のあり方を提示する日本初の事典である。執筆陣は地理学系・政治学系の各分野を代表する222名、中項目数(原則見開き2頁)は332項目になり、多角的に「新しい」地政学に迫れる内容となっている。

現代地政学辞典

数式で学ぶ経済学〔三訂版〕

  • 著者:商学部教授 宮阪 雅幸
  • 出版:税務経理協会、2020年1月10日
  • 概要:「経済学は難しい」とよく耳にすることがあります。実際に経済学を学んだことがある多くの人が難解そうな数式に出くわし、多かれ少なかれ困惑されたことがあるのではないでしょうか。本書は経済学の基礎理論を中学程度から大学レベルの数学に結び付け、無理なく段階的に学ぶことを目指したテキストです。本書を読み終えた読者が「経済学は難しくない」とは言いませんが、「経済学は興味深い」と思っていただけることを願っています。

数式で学ぶ経済学

戦争と平和1

  • 訳:現代教養学部教授 望月 哲男
    (原作:レフ・トルストイ)
  • 出版:光文社、2020年1月9日
  • 概要:始まりは1805年夏、ペテルブルグでの夜会。全ヨーロッパ秩序の再編を狙う独裁者ナポレオンとの戦争(祖国戦争)の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡から大地に生きる農民にいたるまで、国難に立ち向かうロシアの人びとの姿を描いたトルストイの代表作。全6巻(第2巻は5月刊)。

戦争と平和1

2019年

増補改訂版 コミュニケーションと日常社会の心理 -100のエピソードから読み解く-

  • 著者:現代教養部教授 中島 純一
  • 出版:金子書房、2019年10月29日
  • 概要: わたしたちの日常の中に無数に存在するコミュニケーション。デジタル時代の象徴でもあるSNSやモバイルなどから、対パーソナルコミュニケーション、くちコミなどに至るまで、14のジャンル、100のエピソードを通して、コミュニケーションの本質を考察する。伝達から共有へ向かう新たなコミュニケーションの流れを踏まえて、その背景にある人々の息づかいや心理をさぐる。旧版をもとに最新のデジタル化の波を念頭に、全面的に書き下ろした新著。

コミュニケーションと日常社会の心理(中島先生著書)

ロシア文化辞典

  • 共著(編集代表):現代教養学部教授 望月 哲男
  • 出版:丸善出版、2019年10月28日
  • 概要:日本人にとっては隣国でありながら、その素顔はいまだにあまり知られていない大国ロシア。本事典はその文化に焦点を当て、国内外で活躍するロシア 研究者や実務家205名が総力をあげて編集・ 執筆にあたった充実の内容です。これまでの蓄積と最新の研究動向を反映し、ロシアの多彩な側面を362項目にわたり広く深く解説します。ワンテーマにつき1見開き(2頁)完結の中項目主義で、どこから開いても興味深く読める構成です。

ロシア文化辞典

エスニシティと物語り―複眼的文学論

  • 共著:現代教養学部講師 峯 真依子
  • 出版:金星堂、2019年10月10日
  • 概要:(第2章3節「連邦作家計画『米国各州案内』についての試論―――故郷(ホーム)を出現させるガイドブック」を担当)2019年10月発売。
    大恐慌時代、アメリカは失業中の作家を雇い、全米各地に暮らす様々な民族の文化・生活を紹介するユニークなガイドブックを作りました。ロード・トリップででかけた先が観光名所ではなく「アメリカの多様な人々の生活」だったのはなぜなのか? ロックフェラーやデイビー・クロケットに字数を割くのではなく、普通の人々をむしろヒーローとして描いたのはなぜなのか? アメリカが大恐慌でも失われなかった価値観に立ち返り、「真のアメリカらしさ」を模索した貴重なガイドブックについて論じています。
     

エスニシティと物語り(峯先生著書)

人々がつなぐ世界史

  • 共著:現代教養学部教授 黒川 知文
  • 出版:ミネルヴァ書房、2019年8月31日
  • 概要:本書は「人の移動」を通じて、世界がいかにして結ばれたかを歴史的に考察する。筆者は20世紀初頭におけるロシアのユダヤ人の米国移住について扱った。特にロシアから米国に移住した経路を明らかにし、シュテットルがニューヨークのマンハッタンに形成されたこと、ユニテリアンに改宗するユダヤ人がかなりいたこと、そして巨視的には「信仰から富の世界へ」の変化が移住したユダヤ人に見られることを指摘した。

人々がつなぐ世界史(黒川先生共著)

税法学・税務会計論の要点 -租税論を踏まえての現代税現象の解明ー

  • 編著:商学部教授 濵沖典之
  • 出版:五絃舎、2019年4月5日
  • 概要:本書は国民(納税者)の税への理解と納得のために効果的・効率的な説明、という視点で論究している。まず租税法及び税務会計論の理解には租税論の理解が必要であることを指摘している。すなわち租税法及び税務会計論における、なぜ・どうしてという根本的な質問への論理的応答は租税論の中にあることを指摘している。次に経済活動に対応しての流通税・収得税・財産税・消費税を説明し、それぞれに属する個別税目につて解説している。

税法学・税務会計論の要点(濵沖先生著書)

現代思想 Vol.47-5

  • 共著:法学部教授 川久保 文紀
  • 出版:青土社、2019年4月1日
  • 概要:『現代思想』の特集号「新移民時代―入管法改正・技能実習生・外国人差別」に、「国境の壁とテイコポリティクス」が掲載された。他の執筆者は、森千香子一橋大学准教授ほか18名。トランプ政権の排他的な国境管理政策に代表されるように、世界における国境の壁が増加し、質的に変容してきた諸相について、「テイコポリティクス」(壁を作る政治・政策)や国境の軍事化・民営化という観点から検証した。

現代思想47-5

健康とスポーツ ハンドブック&ワークブック

  • 編著:現代教養学部准教授 増山 光洋
  • 著者:商学部教授 村本 伸幸 ほか
  • 出版:ブックハウスHD、2019年4月1日
  • 概要:これから健康および体育、スポーツ分野に携わる方に向けた教科書として、コンパクトな記述で幅広い分野を網羅した一冊。スポーツ医科学の基本を押さえ、スポーツを安全に行うための方法もまとめられている。

著書紹介:商学部村本先生、現代教養学部増山先生「健康とスポーツ」

2018年

向田邦子文学論

  • 共著:商学部准教授 水藤 新子
  • 出版:新典社、2018年11月28日
  • 概要:没後40年を迎えようとする今なお愛される作家・向田邦子の作品の魅力に、研究者と愛読から成る研究会が鋭く迫った文学論集。研究案内・付録資料も備え、向田文学がより深く味わえるようになる1冊。広く日本語の文体・表現を研究領域としている水藤准教授は、かつて桃井かおりと松田優作(NHK)、この春に倉科カナとEXO・カイ(WOWOW)でドラマ化された短編小説『春が来た』の表現を分析した。

水藤 新子

中近世山村の生業と社会

  • 著者:法学部教授 白水 智
  • 出版:吉川弘文館、2018年10月31日
  • 概要: 現代よりはるかに不便であったはずの近代以前、山村の人々はなぜ山を下りずに住み続けたのか。信濃国秋山と甲斐国早川入を中心に、生活文化体系の巨視的な視座から中近世山村の生業や特質、外部社会との交流などを解明。自然環境の多様な利用方法、近隣との山野争論、野生動物の狩猟などの事例から、従来の山村=「後れた農村」観に一石を投じる。

中近世山村の生業と社会(白水先生著書)

ユダヤ人の歴史と思想

  • 著者:現代教養学部教授 黒川 知文
  • 出版:ヨベル社、2018年10月15日
  • 概要:古代ヘレニズム時代から1948年イスラエル建国に至るまでのユダヤ人の歴史とユダヤ民衆に広がった思想を、歴史画、図、地図、表、写真を豊富に使用して概説しています。なぜユダヤ人は迫害されたのか?を歴史的に分析し、ユダヤ教メシア運動のメカニズムを提示。さらに、ユダヤ人が他民族と共生した時代の分析から、一神教を信じる諸民族が共生する可能性をも希求します。ユダヤ史研究の第一人者による書です。歴史や宗教、またユダヤ人に興味がある方におすすめします。学生必読の書です。ぜひお読みください。

ユダヤ人の歴史と思想

渉外戸籍・国籍法研究

  • 著者:法学部教授 大村 芳昭
  • 出版:成文堂、2018年9月1日
  • 概要:著者が渉外戸籍及び国籍法の分野に関してこれまでに執筆してきた論文と研究ノート、そして渉外戸籍及び国籍法を始めとする国際家族法関係の判例研究を1冊にまとめたもの。中でも国籍法研究については、婚外子差別の撤廃を大きなテーマとして意識している。著者のこれまでの業績をまとめる作業はこれでとりあえず終了となり、今後は新たな段階に突入することになりそうである。

渉外戸籍・国籍法研究

イギリス文学を旅する60章

  • 著者:法学部教授 市川 仁、石原 孝哉(共編著)
  • 出版:明石書店、2018年8月10日
  • 概要:本書は、イギリス文学の歴史を古代から現代までそれぞれの時代を代表する60名の作家をとりあげ、7部60章構成として編んだものである。各章でとりあげた作家について、その作家を専門とするイギリス文学の研究者たちに、作品のみならず作家の生まれ故郷や住んだ家あるいは関わりのあった地などについても論じてもらうことで、そこから見えてくる新たな作家や作品の姿を紹介しようとするものである。

イギリス文学を旅する60章

名場面でたどる『罪と罰』

  • 訳・解説:現代教養学部教授 望月 哲男
    (原作:フョードル・ドストエフスキー)
  • 出版:NHK出版、2018年6月15日
  • 概要:ドストエフスキーの長編『罪と罰』から24の名場面を選び、ロシア語テクストに文法的注釈を加え、和訳し、各場面の作品中での位置づけ、文体的特徴、比喩や引用の意味、思想や情動表現の特徴などに関する解説を加えたもの。読者にドストエフスキーの文章を味わう機会を提供すると同時に、新しい角度から作品解釈を行うことを狙いとした。

名場面でたどる『罪と罰』

どうすれば協働作業がうまくいくか 失敗から学ぶピア・リーディング授業の科学

  • 共著:法学部講師 田中 啓行
  • 出版:ココ出版、2018年6月9日
  • 概要:近年、学生同士が協働して学び合うピア・ラーニングが多くの教育現場で行われています。しかし、いざやろうとするとうまくいかないことも多くあります。この本は、留学生対象の読解授業で実際に「ピア・リーディング」を行ったデータから、うまくいった点だけでなく失敗した点も分析し、グループや課題の作り方、
    ディスカッションの進め方、教師の介入の仕方など、ピア・リーディング授業を行う際の指針を示しています。

著書紹介:田中啓行先生「どうすれば協働作業がうまくいくか」

奴隷の文学誌 — 声と文字の相克をたどる

  • 著者:現代教養学部助教 峯 真依子
  • 出版:青弓社、2018年4月30日
  • 概要:ボブ・ディランやトニ・モリスンのノーベル文学賞受賞によって、声としての文学が再評価されつつある。本書は、奴隷体験記から現代作家にいたるアフリカン・アメリカン文学の150年を描き出し、文学と声の関係性を問い直す。また、歴史的・社会的な視点から読み解き、文字文化の重要性を浮き彫りにする。

奴隷の文学誌

日本史におけるキリスト教宣教

  • 著者:現代教養学部教授 黒川 知文
  • 出版:教文館、2018年4月25日
  • 概要:日本におけるキリスト教の歴史を、歴史学と宗教学の観点から考察。キリスト教宣教に大きな影響を与えた代表的な14名の生涯も紹介。同書は2014年に出版後すぐに絶版になったが、今年、オンデマンドで読めることになった。 キリスト教に興味のある方、日本の宗教史に興味のある方、そして人生の指針を求める方にも勧める書である。

日本史におけるキリスト教宣教

韓国経済発展の始動

  • 著者:現代教養学部教授 金子 文夫、宣 在源 共編
  • 出版:日本経済評論社、2018年2月19日
  • 概要:1960年代を中心に韓国の高度経済成長がいかに始動したかを分析した論文集 。第1部「体制」では、主に対外経済関係を取り上げ、対外政策(日韓関係)、為替改革、輸出支援政策、輸出組合について論じる。第2部「要素」では、企業金融、株式公開、人材育成、技術革新などを検討。第3部「産業」では、石炭、鉄鋼、造船、紡績産業を分析している。

韓国経済発展の始動