学生へのメッセージ
「人間とは何か」――この大きな問いを、人間の文化や社会を切り口に一緒に考えてみませんか。その対象は何であれ、問いと向き合いじっくりと考えることは、卒業後も続く人生のなかで意味のある経験になるはずです。
出身大学 |
筑波大学人文・文化学群人文学類(露語学) |
最終学歴 |
筑波大学大学院 人文社会科学研究科 国際日本研究専攻 博士後期課程 修了 |
取得学位 |
- 2016年:学士(人文学)
- 2018年:修士(地域研究)
- 2021年:博士(社会科学)
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専門分野 |
- 中央ユーラシア地域研究
- 現代タタール文化研究
- 言語社会学(ことばと社会をめぐる研究)
- 文化人類学(エスニシティを中心に)
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主な担当科目 |
- 文化人類学
- 西欧の社会と文化
- 比較社会論
- 宗教文化とツーリズム
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所属学会 |
- 日本言語政策学会
- 日本中央アジア学会
- ロシア・東欧学会
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現在の研究テーマ |
- タタール語を継承する/継承しない背景要因
- タタール・ヒップホップとタタール語復興運動
大きなテーマを挙げるならば「民族とことば」、「民族と国家」について、現代の中央ユーラシア地域に暮らすタタールという人々を介して研究しています。独立した国家をもたないかれらは、それぞれの居住地で優位な言語や文化の影響を強く受けてきました。かれらの民族のことば、文化、記憶はどのように継承されたのか、あるいは、どのように継承されなかったのでしょうか。また、それはかれらに何をもたらしたのでしょうか。これらを主な問いとしながら、現代においてタタールとはだれか、タタールであるとは何であるかについて考えています。 |
主な教育・研究実績 |
- 著書(分担執筆)『中央ユーラシア文化事典』(丸善出版、2023年7月)
- 著書(共著)『ニューエクスプレスプラス タタール語』(白水社、2022年12月)
- 著書(共著)『タタールスタンファンブック:ロシア最大のテュルク系ムスリム少数民族とその民族共和国』(パブリブ、2017年11月)
- 論文「タタールスタン共和国によるディアスポラ政策と各地のタタール・コミュニティ」明石純一編・著『移住労働とディアスポラ政策:国境を越える人の移動をめぐる送出国のパースペクティブ』(筑波大学出版会、2022年11月)
- 論文『現代タタール・ディアスポラの言語選択-ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタンを事例として-』(筑波大学博士論文、2021年3月)
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関連情報 |
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