キャンパスライフ
Campus Life

入学式

2022(令和4)年度 入学式

2022(令和4)年4月4日(月)に大学院商学研究科と商学部、4月5日(火)に法学部と現代教養学部の「2022(令和4)年度入学式」が本学体育館で挙行され、合わせて831名の新入生を迎えました。

今年は新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のため、式典を2日に分け、また出席者を新入生のみとして保護者のみなさまの参列はご遠慮いただきました。式典は、告辞、学長式辞、来賓である学校法人中央学院 冠地 和生常務理事の紹介、学部長紹介とし、短時間での開催となりました。(市川学長の式辞は以下に全文を掲載しております。)

式典の後は、プライムセミナー(新入生向けガイダンス)を行い、授業の履修に必須となるシステム(CGUポータルやTeams)の使い方、また学部によっては英語や情報のクラス分けテストが行われました。その後、クラス毎の少人数になりアイスブレイクで自己紹介を行うなど、新しい友人と知り合うきっかけの時間を持ちました。

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学長式辞
本日、中央学院大学に入学されるみなさん、ご入学誠におめでとうございます。理事長、学部長をはじめとする教職員一同とともに、みなさんのご入学を心よりお慶び申し上げます。

中央学院大学は、商学部の単科大学として1966年に設立されました。その後、社会状況への対応を図るべく学部や大学院の増設を行い、本日、このようにみなさんをお迎えすることで、商学部は57回目、法学部は38回目、現代教養学部は6回目、そして大学院商学研究科は17回目となる入学式を挙行することとなりました。なお、設置者としての学校法人中央学院はその起源を1900年に置き、3年後の2025年には125周年の区切りを迎えることになります。

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本日の入学式は新型コロナウイルス感染症対策のため、保護者をはじめとしたみなさまの参列と祝福を得ての式典という形は取れませんでしたが、今年もこのように、多くの入学者を迎えることができまして、たいへん嬉しく思っています。

おそらく、みなさん自身もこの二年間、コロナ禍というこれまで世界が経験をしたことのない大きな波にのまれ、日々の生活、学校での勉強、そして何より受験への対策も思うに任せず、さぞかし不安な日々を送られてきたことと思います。しかし、それを乗り越えて本学に入学されたみなさんを教職員一同心より歓迎いたします。

さて、みなさんは今、大学への入学にあたってどんな気持ちを感じておられるでしょうか。高校時代とは違った自由への大きな解放感を味わっている方も多いのではないかと思います。また、解放感の一方で、これから始まる大学生活に一抹の不安を感じつつも、自分が学びたいと思っていたことを学ぶことができるということに、大きな期待を抱いている方もいらっしゃるでしょうし、これから始まる大学生活の中で新たな方向性を探ってみようと思っている方もいらっしゃるだろうと思います。どうぞ、今のその気持ちを大切にしてください。

大学で学ぶ目的はさまざまありますが、大きく三つのことが考えられるのではないかと思っております。まず、一つは自分の好きなこと、自分が一番関心を抱いていることを学ぶこと、言い換えれば、自分の卒業後の、将来の人生の基礎となるような専門知識を獲得することであり、もう一つは単に知識の獲得にとどまるのではなく、知識の獲得の中で多様な価値観に触れ、それらを受容し自ら考えることで、自由で柔軟な思考を身につけてゆくことではないかと思います。さらにもう一つは、授業やサークルも含めたキャンパスでの友人とのふれあいの中で、人間的な成長を果たしてゆくことだと思います。

これまでも、一年生の時に出会った学生がその後驚くほどに成長し、大学の行事などで活躍する姿を何度も見てきました。それはおそらく教室での勉強だけでなく、キャンパスでの様々な人間関係を経て獲得したものだと思います。コロナ禍においてすらオンラインによる遠隔授業よりも対面授業が重視されるのも、まさにそこに、つまり、キャンパスでの直接の人間同士のふれあいの大切さというものにあるのです。

知識の獲得、多様な価値観の受容と柔軟な思考、そして教室やキャンパスでの学生同士あるいは教職員とのふれあい、それらが幾重にも重なり合って相互に作用し、成長のための大きな力となって、みなさんの未来を作ってゆくのだと思います。

ところで今、みなさんには大きな未来が控えていると申し上げましたが、その一方で、世界には日々大国からの侵略におびえ、未来には暗い雲が漂い、「自由への大きな解放感」も「多様な価値観を受容できる自由で柔軟な思考」とも無縁の生活を送っている人たちがいることを連日の報道でご存じのことと思います。

力では圧倒的に不利な立場にありながら、侵略に耐えて必死の抵抗をしているのはなぜでしょうか。もちろん理由はさまざまです。ただ、それは単に祖国を守るための闘いということではないように思います。そうではなく、まず、それは、第一義的に、自分たちの自由を求めるための闘いなのではないでしょうか。みなさんが今感じているのと同じ「自由への大きな解放感」、そして「多様な価値観を受容できる自由で柔軟な思考」を奪われたくないという切なる思いからではないかと思います。人類が平和を希求し、進歩の歴史を作り上げてきたのも、まさに国外、国内問わず、それを抑圧しようとする力からの解放を求めるエネルギーに他ならないと言ってもいいのではないでしょうか。私たちはそのような自由を獲得し、それが保証される組織を得て初めて、組織そのものを誇りに思い、そこへの帰属意識が第二義的に、それが祖国であれば祖国愛へと結びつき、祖国を守ることになるのだと思います。

成年年齢が引き下げられ、成年を迎えたみなさんもここには数多くいらっしゃると思います。私たちは今、あの不条理で凄惨な侵略を他国の問題としてではなく、憲法前文が高らかに謳っているように、人類普遍の原理として主権が国民にあること、そして恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利は全世界の国民にあることを重ね合わせ、それを他ならぬ自分たち自身の問題としてとらえ、それを守ってゆくのは、未来に向かって進んでゆくみなさん一人ひとりの力にもかかっているということを、ぜひ心に刻んでおいていただきたいと思います。

本学が、建学の精神として掲げる「公正な社会観と倫理観の涵養」もまた、その基本原理を支えるものの一つなのです。本学はまた、長期ビジョンのテーマを「変化と多様性の時代にあって、自ら考え、未来を切り拓いてゆく人材の育成」としています。このミッションをみなさんの左手に座っている先生方とともに果たしてゆくことで、ともに未来を作り上げていきたいと思います。

本日はご入学誠におめでとうございます。

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新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
大学生活で様々なことに挑戦し、実りある4年間となりますよう、私たち教職員も皆さんをサポートしていきます。