2020.12.11 (金)TOPICSINFORMATION商学部法学部現代教養学部キャンパスライフTOPページ掲載

後期から始まった対面授業の紹介

後期から始まった対面授業の一部をご紹介します。
前期は全ての授業をオンラインによる遠隔授業としていましたが、後期は1年生のゼミを中心として、対面授業を一部再開しています。
対面授業の実施にあたっては、正門や授業を行う建物にサーマルカメラや手指消毒液などを設置するなど、学内各所において新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策を講じています。(新型コロナウイルス感染拡大防止のための学内対策についてはこちらの記事へ

【授業紹介①】法学部 髙村 紳先生「模擬裁判」

「模擬裁判」の特徴は、学生が主導して行う体験型授業であるという点です。参考となる事件の調査、シナリオ作成、書類作成、裁判手続の実践といったグループワークを通じて、講義だけではなかなか知ることができない裁判手続について、より深く学びます。

この授業の最大の魅力は、実際に模擬法廷で裁判手続を体験することです。前期はそれができなかったのが一番の困難でしたが、後期の対面授業では、作成したシナリオに基づいて模擬法廷で裁判手続を実践できました。

その他、この授業では裁判所がYouTubeに掲載している裁判員裁判の映像資料(映画「裁判員~選ばれ,そして見えてきたもの~」)を参照するなど、様々な学びのスタイルを取り入れています。
授業取材日:2020年12月1日(火)

模擬法廷01

模擬法廷教室での模擬裁判の様子

学生の感想

前期はZoom、後期はTeamsを使って、自分たち学生が主体となり、裁判長、弁護人、検察官、被告人、証人とそれぞれの役割を分担して模擬裁判の準備をしてきました。 起訴状など各種書類も正式のものと同様の形で作成しました。

後期だけにはなってしまいましたが、模擬裁判の授業をオンラインではなく実際の模擬法廷教室で受講することができて良かったです。裁判手続の雰囲気などをより強く感じ取ることができ、学びが深まりました。

模擬法廷02

模擬裁判用に学生が準備した「起訴状」や「証拠等関係カード」などの書類

【授業紹介②】現代教養学部 中川 淳司先生「基礎演習Ⅰ」(1年生ゼミ)

村上龍『新13歳のハローワーク』を読んで、興味を持った仕事について、その業界の規模や主だった企業のプロフィール、採用後の待遇などを調べる「深掘り」の作業を進めています。
就職課より得た多くの資料を読み込み、インターネットも活用して調べを進め、「自分が就きたい仕事」の具体的なイメージを獲得することを目指しています。

前期はオンライン授業であったため、後期からの対面授業では雰囲気にまだ硬さが残っていますが、少しずつほぐれてきました。そんな中、『新13歳のハローワーク』を読んで興味を持った仕事の発表会を行いました。「仕事」という題目を通じて、自分の思いや考えを発表する機会にもなりました。
授業取材日:2020年12月3日(木)

中川先生基礎演習01

各自のタブレットで興味のある進路先について調べます

学生の感想

興味ある企業についてまず何から調べれば良いかなど、企業研究の基本から学ぶことができました。先生からの情報提供はとても有益ですし、他のゼミ生の発表からも情報を得られ、また自分の希望進路との比較もできます。
このゼミには公務員志望者が多いのですが、大学に「行政研究会」や「公務員試験対策講座」があることを知ることができました。
この授業は大学卒業後の進路を真剣に考えるきっかけになりました。

中川先生基礎演習02

福利厚生など待遇面は比較が難しいことや、子育て支援も様々であることなどがわかりました

【授業紹介③】商学部 森元 晶文先生「演習Ⅰ」(2年生ゼミ)

今日の国際経済を変えうる地球温暖化や「SDGs(持続可能な開発目標)」などの環境問題について、グループごとにテーマを決めて発表します。具体的事例や統計資料を活用しながら貿易に関する問題意識を深め、4年次に作成する卒業研究に必要な基礎知識の習得を目指します。
授業取材日:2020年12月8日(火)

森元先生演習Ⅰ_02

「地球温暖化を解決する」をテーマとした発表

学生の感想

講義型の授業と違ってゼミは自ら参加する意識が必要になりますが、グループごとに身近な環境問題について調べ、発表することで自然にゼミ生同士のまとまりもできてきました。
前期のオンライン授業でも先生やほかのゼミ生とのコミュニケーションを深めることはできていたと思いますが、対面授業は資料を見ながら直接意見交換することで学生それぞれが積極的に発言しやすいように思います。

森元先生演習Ⅰ_01

発表前のグループごとの意見交換

【授業紹介④】法学部 白水 智先生「調査・表現法基礎演習」(1年生ゼミ)

ちょっと変わった授業「焚き火茶会」をご紹介します。

11月中旬の小春日和の午後、大学構内の屋外で焚き火をする授業が行われました。
大学近くで拾い集めた枯れ枝を燃料に、ロケットストーブで焚き火をし、湯を沸かしました。
画面の中でしか会ったことのなかった仲間と初めて実際に顔を合わ せることができた1年生たち。
人生初の対面と人生初の焚き火。お茶をしながら 他愛ないおしゃべりで和やかに過ごす様子が微笑ましかったです。

詳しい様子は、法学部フィールドスタディーズコースのブログで紹介しています。

白水ゼミ焚火01

白水ゼミ焚火02

白水ゼミ焚火03

白水ゼミ焚火04

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部署:企画課
電話:04-7183-6517