2021.11.19 (金)TOPICS現代教養学部

齋藤大輔ゼミ「白杖体験」報告

2021年11月11日(木) 4限に現代教養学部 齋藤大輔 准教授の『専門基礎演習』において、障害者への理解を深めるために、白杖を使用した移動体験を行いました。
授業は、障害者体験から当事者の気持ちになり、どのような点で困難を感じるのかを理解することをねらいとしています。今回の授業では白杖を使って移動する視覚障害のある方の気持ちを理解するため、アイマスクを装着しただけの状態とアイマスクを装着し白杖を使用した状態で移動を体験しました。

 

斎藤大輔ゼミ①

参加した学生からは、「普段歩いている場所なのに、どこを歩いているのか全くわからずとても不安を感じた」、「白杖があるだけで壁や物があることがわかり歩きやすかったが、白杖を使っていても小さな段差や気がつけない障害物もあり移動するだけで大変だった」などの感想がありました。
また、体験を通じて気づいた大学構内の改善点として、「点字ブロックを各建物に行けるように敷設する」、「地面の凹凸が多いので滑らかにする」といった点が挙がりました。

斎藤大輔ゼミ②

斎藤大輔ゼミ③

齋藤大輔先生からは「今回の体験を通じて、参加した全学生が視覚障害のある方の移動の大変さをよく理解できたと回答しており、この体験を通じて、当事者の気持ちになって物事を考え、困っている人には手を差し伸べられるような人材になってもらいたい」と話していました。
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