2022.12.06 (火)TOPICS法学部

公務員論「我孫子市消防本部職員による特別講義」実施報告

12月3日(金)、法学部教授 李 憲模先生の授業「公務員論」にて、我孫子市消防本部に勤務している本学卒業生の海老原 立氏をお招きし、消防士に関する特別講義が行われました。

まず、我孫子市消防本部の各分署の紹介や各署に配備されている車両の紹介、災害発生状況や救急出場要請の件数、千葉県消防学校の紹介が行われました。新人消防士が半年間寮生活をしながら消防士としての基礎知識を身に着けるための訓練が行われる千葉県消防学校では、火災の訓練だけではなく、水難救助訓練施設や震災訓練場など様々な場面を想定した救助訓練施設があることを紹介していただきました。
また、消防署での一日の流れなどを紹介していただき、訓練以外にも事務作業(市民からの届け出受付業務など)や水利点検、自衛消防訓練(消火訓練、避難訓練)などを行っているとの説明がありました。
 

公務員論特別授業_20221202_①

我孫子市消防本部 海老原 立氏

講義の後半では、自身の就職活動体験をお話しいただき、地方公務員を目指している学生に「早い段階で試験の準備をすること、受験したい自治体の特性や試験の傾向などを調べておくことがとても大切です」とのアドバイスをいただきました。
海老原氏は、「消防士は、立ち入り禁止の向こう側にいる立場。実際に亡くなっている人や火災にあった住居の持ち主が目の前で泣いているのを見ることがあるが、これは本当に辛い。私たちは市民の安全を守ることだけでなく、火事を起こさせないようにすることも大切」と語ってくれました。

出席した学生からは、「現場において自衛隊や警察の方と連携する時はどのような役割分担を行っているのか」「機関員になるための試験などはあるのか」「消防士としてのやりがいや今までで大変だった事は何か」などの質問があり、海老原氏自身の体験も踏まえながら、とても丁寧に答えていただきました。

公務員論特別授業_20221202_②

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