2023.02.27 (月)INFORMATION法学部TOPページ掲載

【メディア情報】週刊読書人に坂井先生が『やっかいな問題はみんなで解く』の書評を寄稿

集合知や会議の参加者の構成について研究している法学部講師 坂井 亮太先生が、2月24日(金)付の書評専門新聞 週刊読書人に、堂目卓生・山崎吾郎編『やっかいな問題はみんなで解く』の書評を寄稿しました。

近年、公共政策の分野において注目されている「やっかいな問題」について、書評を通じて議論を展開しています。
やっかいな問題(Wicked Problem)は、ある問題が複雑で、不確実で、意見の相違のレベルが高いときに、みんなが合意できる解決策が得られにくく、そもそも問題を問題として定義する段階ですでに対立が生じてしまうような状況を指します。

書評では、集合知論との相違点について議論がなされています。やっかいな問題の研究分野ではみんなが合意可能な「成解」を作り出すことが目指される一方で、集合知の研究分野では既に存在している正解にいかに効率的に到達するかが目指されると指摘されます。
 

坂井先生「やっかいな問題はみんなで解く」

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